来年はリスト生誕200年のリストイヤーHOMMAGE À JOSEPH VILLA

December 26, 2010

A-Z of PIANISTS by Jonathan Summers

A-Z of PIANISTS
編纂者: ジョナサン・サマーズ

a-z pianists

Disc.1
1. スケルツォ Op.16/2 (ダルベール)<1912>
  オイゲン・ダルベール
2. パガニーニ大練習曲 第6番 主題と変奏 S.141/6 (リスト)<1928>
  クラウディオ・アラウ
3. パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 〔抜粋版〕 (ブラームス)<1916>
  ヴィルヘルム・バックハウス
4. 小人の踊り S.145/2 (リスト)<1934>
  シモン・バレール 
5. ユモレスク Op.10/2 (チャイコフスキー)<1925>
  ウナ・ブルネ 
6. バラード 第4番 Op.52 (ショパン)<1947>
  モニク・ドゥ・ラ・ブルショルリ
7. 今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち (バッハ=ブゾーニ)<1922>
  フェルッチオ・ブゾーニ 
8. バラード 第1番 Op.23 (ショパン)<1928>
  ロベール・カサドシュ 
9. バレエの調べ Op.39 (シャミナード)<1901>
  セシル・シャミナード 
10. 10月 秋の歌 Op.37b/10 (チャイコフスキー)<1946>
  シューラ・チェルカスキー 
11. ラ・レジェレッツァ S.144/2 (リスト)<1919>
  アルフレッド・コルトー
12.-13. ピアノソナタ 第2番 幻想 Op.19 (スクリャービン)<1950s>
  サミュエル・フェインベルク 
14. 蛾 《鏡》より (ラヴェル)<1942>
  ジャック・フェヴリエ
15. 主イエス・キリスト、我汝を呼ぶ (バッハ=ブゾーニ)<1941>
  エトヴィン・フィッシャー 
16. スカルボ 《夜のガスパール》より (ラヴェル)<1947>
  サンソン・フランソワ

Disc.2
1. ラ・カンパネラ (パガニーニ=リスト=ブゾーニ=フリードマン)<1926>
  イグナツ・フリードマン 
2. カプリス・ブルレスク Op.3 (ガブリロヴィッチ)<1925>
  オシップ・ガブリロヴィッチ 
3. セレナード (R.シュトラウス=ギーゼキング)<1928>
  ヴァルター・ギーゼキング 
4. ハンガリー狂詩曲 第6番 S.244/6 (リスト)<1940>
  エミール・ギレリス
5. 練習曲 第7番 半音階のために (ドビュッシー)<1946>
  ヤコブ・ギンペル 
6. ワルツ 《カサノーヴァ》より (ルジツキ=ギンズブルグ)<1940s/1950s>
  グリゴリー・ギンズブルグ
7. 朝の挨拶 (シューベルト=ゴドフスキ)<1926>
  レオポルド・ゴドフスキ 
8. マーチ=ジグ 「マグワイアの抗議」 (スタンフォード=グレインジャー)<1908>
  パーシー・グレインジャー
9. イゾルデの愛の死 S.447 (ワーグナー=リスト)<1909>
  アルフレート・グリュンフェルト
10. 2つの海の男たちの歌 (ハロルド・ラトランド)<1928>
  マーク・ハンブルグ
11. ソナタ ハ短調 (ペシェッティ)<1934>
  クララ・ハスキル
12. 主よ、人の望みの喜びよ (バッハ=ヘス)<1928>
  マイラ・ヘス
13. タランテラ S.162/3 〔短縮版〕 (リスト)<1916>
  ヨゼフ・ホフマン 
14. カルメンの主題による変奏曲 (ビゼー=ホロヴィッツ)<1928>
  ウラディミール・ホロヴィッツ
15. シチリアーノ 《フルートソナタ BWV1031》より (バッハ=ケンプ)<1931>
  ヴィルヘルム・ケンプ
16. 子守歌 Op.57 (ショパン)<1938>
  ラウル・コチャルスキ 
17. 「ポルティチの唖娘」による華麗なるタランテラ S.386 (オベール=リスト)<1929>
  フレデリック・ラモンド
18. マズルカ Op.17/4 (ショパン)<1950>
  イヴォンヌ・ルフェビュール
19. アラベスク・ヴァルサント Op.6 (レヴィツキ)<1938>
  ミッシャ・レヴィツキ

Disc.3
1. 春の夜 S.568 (シューマン=リスト)<1935>
  ヨゼフ・レヴィーン
2. シチリアーノ 《フルートソナタ BWV1031》より (バッハ=ケンプ)<1950>
  ディヌ・リパッティ
3. 前奏曲 Op.28/16 (ショパン)<1928>
  ロベール・ロルタ
4. おとぎ話 Op.51/3 (メトネル)<1936>
  ニコライ・メトネル
5. 道化師の朝の歌 《鏡》より (ラヴェル)<1929>
  マルセル・メイエ
6. ウィーンの夜会 第6番 S.427/6 (シューベルト=リスト)<1905>
  アレクサンドル・ミハウォフスキ
7. ソナタ L.465 K.96 (スカルラッティ)<1942>
  アルトゥーロ・べネデッティ・ミケランジェリ
8. ラ・レジェレッツァ S.144/2 〔コーダ:レシェティツキ〕 (リスト)<1941>
  ベンノ・モイセヴィチ
9. バラード 第3番 Op.47 (ショパン)<1927>
  ウィリアム・マードック
10. 楽興の時 第4番 Op.16/4 (ラフマニノフ)<late 1940s>
  タチアナ・ニコラーエワ
11. 小人の踊り S.145/2 (リスト)<1923>
  ギオマール・ノヴァエス
12. 音の絵 Op.33/4 (ラフマニノフ)<1950s>
  レフ・オボーリン
13. 練習曲 Op.25/9 (ショパン)<1907>
  ヴラディーミル・ド・パハマン
14. 乙女の願い S.480/1 (ショパン=リスト)<1912>
  イグナツィ・ヤン・パデレフスキ
15. 波を渡るパオラの聖フランチェスコ S.175/2 (リスト)<1930s or 1940s>
  ヴラド・ペルルミュテール
16. 魔王 S.558/4 (シューベルト=リスト)<1951>
  エゴン・ペトリ
17. メフィストのセレナード (ベルリオーズ=ルドン)<1928>
  フランシス・プランテ
18. 悪魔的暗示 Op.4/4 (プロコフィエフ)<1935>
  セルゲイ・プロコフィエフ 
19. 夜想曲 Op.15/2 (ショパン)<1903>
  ラウル・プーニョ
20. 楽興の時 第2番 Op.16/2 (ラフマニノフ)<1940>
  セルゲイ・ラフマニノフ
21. ウィーンの夜会 (J.シュトラウス=グリュンフェルト)<1931>
  ヴァルター・レーベルク

Disc.4
1. 超絶技巧練習曲 第10番 S.139/10 (リスト)<1948 or 1951>
  スヴャトスラフ・リヒテル
2. ハンガリー狂詩曲 第11番 S.244/11 (リスト)<1917>
  エドゥアール・リスレール
3. 夜想曲 Op.9/2 (ショパン)<1936>
  モーリッツ・ローゼンタール
4. ナヴァーラ (アルベニス)<1929>
  アルトゥール・ルービンシュタイン
5. 愛の夢 第3番 S.541/3 (リスト)<1942> 
  ワルター・ルンメル
6. ピアノ協奏曲 第2番 Op.22 〔第1楽章・独奏短縮版〕 (サン=サーンス)<1904>
  カミーユ・サン=サーンス
7. ハンガリー狂詩曲 第2番 S.244/2 (リスト)<1941>
  ヘスス・マリア・サンロマ
8. ユモレスク Op.10/2 (チャイコフスキー)<1924>
  ヴァシリー・サペルニコフ
9. 演奏会用練習曲 第6番 エスペンラウプ (ザウアー)<1928>
  エミール・フォン・ザウアー
10. パガニーニ大練習曲 第2番 S.141/2 (パガニーニ=リスト)<1930s>
  ピエトロ・スカルピーニ
11. 幻想即興曲 Op.66 (ショパン)<1910>
  フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ
12. ロンド・ア・カプリッチョ 「失われた小銭への怒り」 (ベートーヴェン)<1937>
  アルトゥール・シュナーベル
13. ロシアの踊り 《ペトルーシュカからの3章》より (ストラヴィンスキー)<1938>
  レオ・シロタ
14. 小人の踊り S.145/2 (リスト)<1937>
  ヴラディーミル・ソフロニツキー
15. ハンガリー狂詩曲 第15番 ラコッツィ行進曲 S.244/15 (リスト)<1932>
  ソロモン
16. 乙女の願い S.480/1 (ショパン=リスト)<1920s>
  カロル・シュレーター
17. セギディーリャ Op.232/5 (アルベニス)<1932>
  マグダ・タリアフェロ
18. 金色の魚 《映像 第2集》より (ドビュッシー)<1930>
  リカルド・ヴィニェス
19. そよ風のささやき (イェンゼン=ツァドラ)<1930>
  ミカエル・フォン・ツァドラ
20. ラ・レジェレッツァ S.144/2 (リスト)<1928>
  カルロ・ゼッキ

NAXOS 8.558107-10

〔メモ〕
これは800ページ以上に及ぶ分厚いブックレットが付いています。というよりはそのブックレットがメインで、4枚組のCDはむしろ付録のようなものであり、商品カテゴリーとしては「CD」ではなく、「CD付き書籍」と言ったほうがいいかもしれません。そのブックレットには300人のピアニストのバイオグラフィーと簡単なレコーディングの記録が紹介されています(言語は英語)。これだけでも資料的な価値はすごいです。しかし僕にとってはやはりCDの方がメインになります。よくぞここまで集めたな、とその貴重な録音の数々に度肝を抜かれました。そこで制作協力のところを見てみると、世界的に著名な復刻エンジニアであるウォード・マーストンやインターナショナル・ピアノ・アーカイヴの創設者グレゴール・ベンコの名前があるので、なるほどなと思ってしまいました。
これら音源のすべてはこの企画のためにマーストン氏が復刻したものです。ここに収録されている人たちは、19世紀の2大ピアノ勢力といわれたリスト直系やレシェティツキ直系であったり、フレンチ・ピアノ・スクールやロシアン・ピアノ・スクールの真の実力者たちであったりと、まさに歴史的なピアニストたちです。ピアノ演奏史に興味のある方、歴史的録音に興味のある方は持っていて損はないと思います。

それからブックレットの中に特設サイトのURL、ISBN番号、パスワードが書かれていますが、それと自分のメールアドレスとパスワードがあれば、この特設サイトにログインして入ることができます。そこでさらに多くの音源を聴くことができます(ダウンロードはできません)。半端ない量で、おそらくざっと見積もっても10時間分以上あると思います。太っ腹!


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