January 25, 2011
Busoni and his Legacy
フェルッチオ・ブゾーニ
ロザモンド・レイ
エゴン・ペトリ
Busoni and his Legacy
1.-2. 平均律クラヴィア曲集 第1巻 第1番 前奏曲とフーガ BWV846 (バッハ)"
3. 今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち (バッハ=ブゾーニ)"
4. エコセーズ (ベートーヴェン=ブゾーニ)"
5. 前奏曲 Op.28/7 (ショパン)"
6. 練習曲 Op.10/5 (ショパン)"
7. 夜想曲 Op.15/2 (ショパン)"
8. 練習曲 Op.25/5 (ショパン)"
9. 練習曲 Op.10/5 (ショパン)"
10. ハンガリー狂詩曲 第13番 〔短縮稿〕 S.244/13"
11. エステ荘の噴水 S.163/4*
12. ダンテを読んで ソナタ風幻想曲 S.161/7*
13. 死の舞踏 (冒頭欠落あり) 〔ジロティ版〕 S.126ii #$
14. ピアノ協奏曲 Op.39 第4楽章 (ブゾーニ)#$
"フェルッチオ・ブゾーニ
*ロザモンド・レイ
#エゴン・ペトリ
$ハンス・ロスバウト指揮/フランクフルト放送交響楽団
ARBITER 134
Recorded: 1922/1942/1936/1942
〔メモ〕
ブゾーニとその弟子たちの録音集です。ブゾーニという人は簡単に説明すると、作曲家であり19世紀の終盤から20世紀の序盤にかけての最高のピアニストでした。そして史上最高のリスティアン(リスト信者)でもあります。余談ですがバルトークもリスティアンであり、ブゾーニがスペイン狂詩曲を協奏版に編曲した時に、ブゾーニ指揮とバルトークのピアノという組み合わせでその曲を初演しています。
これらブゾーニ自身による録音は普通に聴けば素晴らしい演奏なのかもしれませんが、これがブゾーニの全てだとは思いたくないのが僕の本音です。実際ショーンバーグは「ブゾーニはゴルドベルク変奏曲、ハンマー・クラヴィア、ロ短調ソナタなどの大曲を得意とするピアニストであり、これら残された録音だけで彼を判断することは、大海そのものではなく、その海水をミルク瓶につめて鑑賞するようなものだ」と言っています。それからブゾーニは録音が嫌いで、妻に宛てた手紙で何度も愚痴をこぼしています。とは言っても歴史的価値などを考慮に入れれば、やはりこれは聴く価値のある演奏だと思いますが。
レイによる録音はプライベート録音で、熱く激しい演奏です。
ペトリの死の舞踏ですが、オーケストラがピアノに全くついていけてません。しかしピアノだけに耳を傾けると、このきらめく演奏!ペトリの録音はブゾーニ以上にブゾーニ本人の演奏を想像させてくれるような気がします。
なおブゾーニはショパンの第7プレリュードで曲全体をリピートし、2倍の長さにしています。それからその次の曲、第5エチュードにかけて曲と曲を自然につなげるために即興演奏をしています。
フランツ・リスト→カール・タウジヒ→オスカー・ベリンジャー→ロザモンド・レイ
関連記事:FERRUCCIO BUSONI spielt FRANZ LISZT
関連記事:EGON PETRI His recordings 1929 - 1942
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