Great Pianists of The 20th Century Vol.33世界の偉大なるピアノ音楽 第5巻

May 17, 2011

リスト作品集 ● ダルベルト

ミシェル・ダルベルト

リスト作品集

dalberto

Disc.1
1. "泣き、嘆き、憂い、おののき" バッハの動機による変奏曲 S.180   
2.-4. 愛の夢 S.541 (全曲)
5. 忘れられたワルツ 第1番 S.215/1
6. 孤独の中の神の祝福 S.173/3
7. 葬送曲 S.173/7

Disc.2
1.-7. 巡礼の年 第2年 イタリア S.161 (全曲)
8. 夜 S.516a   

DENON COCO-70985→6
Recorded: 1990/1992/1993

〔メモ〕
ヴラド・ペルルミュテールやマガロフの弟子であるダルベルトがデンオンレーベルに残したリスト集です。ダルベルトはリーズピアノコンクールで優勝したことがあります。リーズコンクール優勝と言えばルプーやペライアなどが思い浮かびますが、ダルベルト、ルプー、ペライアの3人は偶然にも(いや、偶然ではないのかな?)ピアノのリリシストという評価を得ています。ダルベルトの重要な師は上記の二人だと思いますが、他にレイモン・トルアールにも師事しています。トルアールはザウアーの弟子なのでリスト直系ピアニストと言っていいでしょう。
彼の演奏は抒情的で澄み切った美しさがあります。「美しいピアノ」と一言で言ってもいろいろあり、例えば美しいだけで説得力の無い場合もあります。ダルベルトの場合は例えば「夜」や「バッハ変奏曲」のような内容の重い傑作でも心に迫って来るような充実した演奏ができる。個人的に「夜」はダルベルトの録音が最高の名演だと思っています。ちなみにペトラルカ104番ではオッシアで演奏されてます。そして「夜」は巡礼の年第2年の第2曲の拡大編曲なのでその比較ができるという点でも素晴らしいディスクだと思います。

しかしこれらの録音、不幸にも盗用されてしまいます。...しかも2度も。1度目は韓国メロディアの企画盤「世界の偉大なるピアノ音楽」シリーズでクズミン名義で発売されたリスト録音はその多くがダルベルトのこれらの録音です。そして2度目はConcert Artistsレーベルのジョイス・ハットのCDで「夜」や「ダンテソナタ」など計4曲が盗用されました。「録音が盗用される」ということ自体滅多に起こりえないのに、2度も盗用されるとは!それだけこのダルベルトの録音が名演奏だったということでしょうか。

フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→ニキタ・マガロフ→ミシェル・ダルベルト 
フランツ・リスト→エミール・ザウアー→レイモン・トルアール→ミシェル・ダルベルト

HMV: ダルベルト リスト作品集
タワレコ: ダルベルト リスト作品集


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