Great Pianists of The 20th Century Vol.49世界の偉大なるピアノ音楽 第21巻

September 06, 2011

ogdon

ジョン・オグドン

Liszt Piano Concertos Nos.1&2, etc. 

ogdon 2

1.-3. ピアノ協奏曲 第1番 S.124*
4.-7. ピアノ協奏曲 第2番 S.125"
8. メフィストワルツ 第1番 S.514
9. パガニーニの《鐘》による華麗なる大幻想曲 S.420
10. 大練習曲 第11番 S.137/11

*コンスタンティン・シルヴェストリ指揮/ボーンマス交響楽団
"サー・コリン・デイヴィス指揮/BBC交響楽団

BBC BBCL 4089-2
Recorded: 1967/1971/1969/1970 

〔メモ〕
このディスクは大分前に特売ワゴンの片隅で売れ残っていて、それを救出したものです(笑)。そんなわけであまり期待はしていなかったのですが、いやいやこれは素晴らしい。2つの協奏曲やメフィストワルツはオグドン大暴れなやんちゃな演奏です。
このディスクのもう一つの注目すべき点は「カンパネラ幻想曲」と「大練習曲11番(夕べの調べの前身)」のような珍しい作品が含まれていることです。オグドンは正統的レパートリーももちろん重要視していましたが、不当に軽視されがちな作品を救出することにも熱心だったと解説に書いてあります。 1960年代イギリスにおいてもリストは軽視されがちであったけれど、主にオグドン、ケントナー、ブレンデルの活躍でリスト作品の地位が向上していったとのことです。オグドンはエゴン・ペトリの弟子でブゾーニ直系のピアニストです。オグドンの「リスト好き」はペトリ、ブゾーニ両名の影響もあるでしょう。

フランツ・リスト→アールパード・センディ→イロナ・カボシュ→ジョン・オグドン 

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