Great Pianists of The 20th Century Vol.69世界の偉大なるピアノ音楽 第41巻

February 14, 2012

Famous Piano Works

アルトゥール・ピツァロ
アルフレート・ブレンデル 
アール・ワイルド

Famous Piano Works

famous piano works

Disc.1
1.-6. ピアノソナタ S.178 
7. ペトラルカのソネット 第47番 S.161/4
8. ペトラルカのソネット 第104番 S.161/5
9. ペトラルカのソネット 第123番 S.161/6
  2つの伝説 S.175  
10. 第1番 小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
11. 第2番 波を渡るパオラの聖フランチェスコ 〔ブゾーニ編〕

アルトゥール・ピツァロ 

Disc.2
1. ハンガリー狂詩曲 第15番 ラーコーツィ行進曲 S.244/15
2. ハンガリー狂詩曲 第3番 S.244/3
3. ハンガリー狂詩曲 第2番 〔カデンツァ付〕 S.244/2
4. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13
5. ハンガリー狂詩曲 第8番 S.244/8
6. ハンガリー狂詩曲 第17番 S.244/17
7. 執拗なチャールダーシュ S.225/2 

アルフレート・ブレンデル 

Disc.3
1. 《悪魔のロベール》の回想 S.413 (マイアベーア=リスト)
2. 小人の踊り S.145/2
3. メフィストポルカ S.217
4. メフィストワルツ 第1番 〔コーダ:ワイルド〕 S.514
5. 《ドン・ジョヴァンニ》の回想 S.418 (モーツァルト=リスト) 
6. 《ファウスト》のワルツ S.407 (グノー=リスト)

アール・ワイルド 

Brilliant Classics 99273
Recorded: ?  

〔メモ〕
廉価レーベルのブリリアントクラシックスによるリスト集3枚組です。音源はCollins ClassicsとVanguard Classicsのものです。

● アルトゥール・ピツァロ
ピツァロはピアニストの系譜としてはポルトガル・リスト楽派に属します。リストの弟子たち第1世代はビューロー、タウジヒ、クリントヴォルトなどですが、その次の世代(第2世代)はダルベール、ザウアー、ジロティなどに代表されます。そしてその第2世代ではホセ・ヴィアンナ・ダ・モッタもリストの優秀な弟子のひとりで、彼はブゾーニの親友でもありました。話を戻すとピツァロはこのダ・モッタ直系のピアニストです。ピツァロの演奏は粘り気や弾力性のある演奏。伝説第2番はブゾーニ編曲を織り交ぜて演奏しています。
フランツ・リスト→ホセ・ヴィアンナ・ダ・モッタ→カンポス・コエルホ→アルトゥール・ピツァロ 
フランツ・リスト→ホセ・ヴィアンナ・ダ・モッタ→セケイラ・コスタ→アルトゥール・ピツァロ

● アルフレート・ブレンデル
リストの系譜とブゾーニの系譜に属するブレンデルの折り目正しいハンガリー狂詩曲です。執拗なチャールダーシュの録音は当時としては珍しかったのではないでしょうか?
フランツ・リスト→ベルンハルト・シュターヴェンハーゲン→ルトヴィカ・フォン・カーン→アルフレート・ブレンデル
フランツ・リスト→マルティン・クラウゼ→エトヴィン・フィッシャー→アルフレート・ブレンデル
フランツ・リスト→コンラート・アンゾルゲ→エデュアルト・エルトマン→パウル・バウムガルトナー→アルフレート・ブレンデル

● アール・ワイルド
ペトリの弟子でブゾーニ直系のピアニストであるワイルドのリスト集です。個人的にはワイルドが最も脂の乗った時期の録音だと思います。悪魔のロベールが特に素晴らしいです。真のエンターテイナー。
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→セルマー・ジャンセン→アール・ワイルド


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ミッチ at 17:33│Comments(0)TrackBack(0) リストのCD紹介 



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