世界の偉大なるピアノ音楽 第47巻バルトークは語る -リストの先進性-

March 30, 2012

Great Pianists of The 20th Century Vol.76

20世紀の偉大なるピアニストたち 76 

マリア・ジョアン・ピリス 

great pires

Disc.1 
1.-6. フランス組曲 第2番 BWV813 (バッハ)<95>
7.-10. アラベスク Op.18 (シューマン)<91> 
11. 楽興の時 第6番 D.780/6 (シューベルト)<89>
12. 夜想曲 第13番 Op.48/1 (ショパン)<96>
13. 夜想曲 第14番 Op.48/2 (ショパン)<96> 
14. 夜想曲 第18番 Op.62/2 (ショパン)<96>
15.-17. ピアノ協奏曲 第14番 K.449 (モーツァルト)<92>* 

Disc.2 
1.-3. ピアノソナタ 第15番 K.545 (モーツァルト)<89> 
4.-6. ピアノソナタ 第4番 K.282 (モーツァルト)<90> 
7.-9. ピアノソナタ 第13番 K.333 (モーツァルト)<89> 
10.-12. ピアノソナタ 第11番 K.331 (モーツァルト)<90> 

*クラウディオ・アバド指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 

音源: DG 
Philips 456 928-2 

〔メモ〕
カンポス・コエルホ(ダ・モッタの弟子)、ロスル・シュミット、カール・エンゲルに師事したピリスです。彼女はブリュッセルのベートーヴェン生誕200年記念コンクールに優勝し脚光を浴びます。ダ・モッタ直系ピアニストなのでポルトガル・リスト楽派に属していると言っていいかもしれませんが、彼女がリスト作品を演奏することは稀です。彼女が得意とするレパートリーはモーツァルト、ショパン、シューマンなどです。  
彼女の演奏は知性を持って音楽を慎重に紡ぐような演奏で、そしてその鳴っている音楽の背後に底知れぬ沈黙が潜んでいるようです。その厳粛な雰囲気に襟を正したくなってしまいます。最も素晴らしいのはやはりモーツァルトの解釈ではないでしょうか。軽やかなはずのモーツァルトのソナタが心に重く響いてきます。

フランツ・リスト→ホセ・ヴィアンナ・ダ・モッタ→カンポス・コエルホ→マリア・ジョアン・ピリス
フランツ・リスト→コンラート・アンゾルゲ→エドゥアルト・エルトマン→パウル・バウムガルトナー→カール・エンゲル→マリア・ジョアン・ピリス 


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