レスリー・ハワード: リスト ピアノ作品全集 Disc.75The Best of Liszt ・ Misha Dichter

August 28, 2012

Great Pianists of The 20th Century Vol.97

20世紀の偉大なるピアニストたち 97

アレクシス・ワイセンベルク 

great weissenberg

Disc.1
1.-7. パルティータ 第4番 BWV828 (バッハ)<66>
8. 《思い出》による変奏曲 Op.33 (チェルニー)<55>
9.-11. 版画 (全曲)(ドビュッシー)<85>
12. 前奏曲 Op.32/10 (ラフマニノフ)<70>
13.-15. ピアノソナタ 第1番 Op.28 (ラフマニノフ)<87>

Disc.2
1.-2. 前奏曲とフーガ (BWV543) S.462/1 (バッハ=リスト)<73>
3. ソナタ K.109 (スカルラッティ)<85> 
4. ソナタ K.107 (スカルラッティ)<85> 
5. ソナタ K.87 (スカルラッティ)<85>
6. ソナタ K.184 (スカルラッティ)<85>
7. 夜想曲 第17番 Op.62/1 (ショパン)<68>
8. 夜想曲 第18番 Op.62/2 (ショパン)<68>
9. 練習曲 Op.8/11 (スクリャービン)<50>
10. 夜想曲 (左手のための) Op.9/2 (スクリャービン)<50>
11. ピアノソナタ 第3番 "古いノートから" Op.28 (プロコフィエフ)<50>
12. 悪魔的暗示 Op.4/4 (プロコフィエフ)<50>
13.-15. 《ペトルーシュカ》からの3つの楽章 (ストラヴィンスキー)<50>
16. 前奏曲 (ロ短調) (バッハ=ジロティ)<73>

音源: Sony Classical, Lumen, EMI, DG, BMG 
Philips 456 988-2 

〔メモ〕
高名な音楽家パンチョ・ヴラディゲロフ、シュレーダー(シュナーベルの弟子)、レオ・ケステンベルク(ブゾーニの弟子)、シュナーベル、ランドフスカ、オルガ・サマロフ(ジュリアードの名教師)にピアノを師事したワイセンベルクです。ワイセンベルクへの「批評家からの評価は分かれていた」そうで、「誰もが彼のパワフルな技巧には関心したが、音楽解釈への洞察には異議を唱える者もいた」そうです。
確かに柔軟性を欠いている部分も見られます。しかし良く言えばそれは硬質で硬派な音楽であり、また音色も硬質で澄み切ったものです。それにより彼の音楽にはクリスタルの硬質な輝きを想起させるものがあります。かつてポリーニの若き日の演奏に対して「技術もここまでくれば芸術」という評論がなされましたが、それはワイセンベルクにも同じことが言えるのではないでしょうか。例えばラフマニノフのソナタ1番は彼のパワフルな演奏なくして、その真価を発揮することはできなかったでしょう。 

フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→パンチョ・ヴラディゲロフ→アレクシス・ワイセンベルク
フランツ・リスト→カール・タウジヒ→アレクサンドル・ミハウォフスキ→ワンダ・ランドフスカ→アレクシス・ワイセンベルク
フランツ・リスト→コンスタンティン・シュテルンベルク→オルガ・サマロフ→アレクシス・ワイセンベルク


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ミッチ at 01:27│Comments(4)TrackBack(0) 20世紀の偉大なるピアニストたち 



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この記事へのコメント

1. Posted by yoshimi   August 31, 2012 00:33
こんにちは。カラヤンはワイセンベルクを重用していたので、それも評価が分かれる原因の一つかもしれません。
ワイセンベルクのピアノの音は、色彩感豊かで硬質でクリアな音色なので、とても綺麗ですね。
時にバリバリとメカニカルに(騒々しく)弾きすぎる気はしますが、常にクールで感傷に溺れないピアニズムは一貫していますから、ここまで来ると潔く思えてきます。
個人的な好みとして、ベタベタと情緒的に弾く人よりはずっと好きですけど。

彼の録音でわりと好きなのは、バッハの編曲もの(ブゾーニ、リスト)です。
硬質のロマンティシズムが新鮮で、クールな叙情感が良いですね。
逆に、バッハ作品の方は、メカニカル度が強くなってあまり好きではありませんが..。
彼のドビュッシーも結構人気がありますから、曲を選んで聴いた方が良い人のように思えます。

ワイセンベルクはジャズが好きだったので、ガーシュウィンもいくつか録音してますね。
それに、彼が書いた珍しいジャズ風の作品は、リゲティの練習曲風なものとか、現代音楽風な曲があって、これは結構面白いです。
2. Posted by ミッチ   August 31, 2012 13:58
ワイセンベルクのバッハ作品におけるメカニカル度が強いというのは僕も同じように感じます。例えばウィリアム・カペルも「鋼鉄の指を持つピアニスト」などと言われますが、カペルとワイセンベルクのパルティータ4番を比べると、確かにどちらも力強さはあるのですが、カペルは色々なところでバランスを取ったり、微調整をしていると感じます。その一方でワイセンベルクのものはずーっと力で押していくという印象が残りました。

しかし、おっしゃるようにこの「潔さ」もワイセンベルクの魅力のひとつでしょう。

ワイセンベルクの作品は聴いたことがないので是非チェックしてみたいと思います。情報ありがとうございました。
3. Posted by yoshimi   September 14, 2012 23:56
こんばんは。
9/8付けで、ワイセンベルクの記事にコメントをいただいていたのですが、なぜか不正投稿の扱いになっていたため、さきほど気づきました。
時々システムエラーか何かで、この現象がおきることがあります。

いただいたコメントの承認・返信が遅くなりまして、大変すみませんでした。
お手数で恐れ入りますが、またブログをご訪問くださったときに、返信の方もご覧くださいませ。
4. Posted by ミッチ   September 15, 2012 18:47
いえいえ。わざわざありがとうございます。

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