リスト:超絶技巧練習曲、ため息/リヒテルレスリー・ハワード: リスト ピアノ作品全集 Disc.78

September 28, 2012

世界の偉大なるピアノ音楽 第73巻

The Great Piano Music of the World 73 

ヨハネス・ブラームス 6 

gpm73
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創作主題による変奏曲 Op.21/1 (ブラームス)*
ハンガリーの歌による変奏曲 Op.21/2 (ブラームス)"
主題と変奏 Op.18b (弦楽六重奏曲 第1番 より)(ブラームス)*
5つの練習曲 Anh.I a/1 (ブラームス)* 

*ドミトリー・バシキーロフ
"スヴャトスラフ・リヒテル 

Melodiya DE 0193

〔メモ〕
バシキーロフがこのようなあまり知られていない曲を録音しているとは知りませんでした。リヒテルはドイツ的な重厚感とロシア的な力強さのある演奏。

ちなみにこの5つの練習曲は原曲が割と有名な「ショパンの練習曲 Op.25/2」「ウェーバーの無窮動」「バッハのシャコンヌ」などなのに、取り上げられる機会があまりありません。しいて言えばシャコンヌがたまに取り上げられるくらいです。なぜなんでしょうか?確かに指の運動性の練習曲としての側面が強いとは思いますが。

フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル→ドミトリー・バシキーロフ
フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ゲンリヒ・ネイガウス→スヴャトスラフ・リヒテル


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ミッチ at 17:30│Comments(4)TrackBack(0) 世界の偉大なるピアノ音楽 



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この記事へのコメント

1. Posted by yoshimi   September 29, 2012 14:44
こんにちは。
リヒテルは、ブラームスを弾いていたというイメージがあまりしないのですが、Melodyaには録音を残していたのですね。
彼が晩年にライブ録音したブラームスは、テクニカルな衰えが激しくて、聴くのがつらいものがありますが、Melodiyaならそれよりは若い頃のものなのでしょう。

「創作主題による変奏曲」はあまり知られていないように思いますが、ブラームスらしい子守歌風の主題が可愛らしくて好きな曲です。
「主題と変奏」もピアノ・ソロ版の録音はあまり多くはないですね。ブレンデルとルプーの録音は聴いたことがありますが、ピアノ作品(全)集では、カッチェン、レーゼル、オピッツとも録音していないのは残念です。

「5つの練習曲」は、個人的にはあまり印象に残るような曲ではありませんでしたが、最後の左手のための「シャコンヌ」は良い曲ですね。音楽的にも、他の4曲とは格段に違うように感じました。
「シャコンヌ」ならウゴルスキの録音や実演が有名だと思いますが、ソコロフがリサイタルで弾いていたのには、ちょっと驚きました。
2. Posted by ミッチ   September 29, 2012 18:06
こんにちは。
実はですね、この韓国メロディアによる「世界の偉大なるピアノ音楽」シリーズは色々な問題を抱えてます。例えば他社の音源を無断で使用したり、表記が間違えていたりします。そして録音年データが一切載っていません。
それで今リヒテルの音源を調べてみたところ、リヒテルはこの曲をメロディア時代に録音していませんでした(少なくともLPとして発売されたことはありません)。なのでこれはいつの録音かわかりません。
http://www.youtube.com/watch?v=H-hsdOZ8FiU
おそらくこれと同じ音源です。

「創作主題による変奏曲」も「主題と変奏」もいいですよね!主題と変奏は全集から省かれる傾向にあるのは残念ですね。網羅性の最も高いブラームスのピアノ作品全集はナクソスのビレットのものでしょうか。他の作曲家のピアノ協奏曲へのカデンツァや51の練習曲 WoO6などを含む徹底ぶりにおどろきましたが、まだ聴いたことありません。いつか買いたいと思うのですが。
3. Posted by yoshimi   September 29, 2012 21:16
こんにちは。
Youtubeの情報だと、リヒテルの音源は1984年録音らしいですね。
音質は良いですし(デジタル録音なのでしょうか?)、フォルテの和音のタッチが重いので、晩年のものなのでしょう。

ビレットのブラームス全集は、NMLの有料会員だった時に大体聴きました。たしかにほとんど網羅しているようですね。
ブラームスに限らず、彼女の録音は曲によって演奏の出来不出来の差が大きいので、資料的価値は高いと思いますが、私はCDには手が出ませんでしたが...。

マーティン・ジョーンズの全集も網羅性は高かったように思います(ビレットには勝てませんが)。彼は全集物の録音が多い人です。
どちらかというと雰囲気で聴かせるタイプのピアニストという印象でしたし、技巧的にはビレットの方が上でしょう。
http://ml.naxos.jp/album/ni1788
4. Posted by ミッチ   September 30, 2012 16:01
yoshimi様も「出来不出来が」とおっしゃってますが、ビレットはあまり評判がよくないので、なかなか手が出ず後回しになってしまいます(笑)。

マーティン・ジョーンズも全集を出してましたか。なかなか網羅性が高いですね。試聴してみます。情報ありがとうございました。

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