October 23, 2016

愛の夢 第3番 S.541/3


愛の夢 - ピアノフォルテのための3つの夜想曲 S.541
第3番 おお、愛しうるかぎり愛せ
Liebesträume - 3 Notturnos für das Pianoforte S.541 No.3
O lieb, so lang du lieben kannst

〔楽曲メモ〕
愛の夢とは全3曲あり、この第3番が最も人気があります。1845年頃作曲され、キストナー社により1847年に初版された作品です。フライリヒラートの詩に歌を付けた歌曲をピアノ独奏に編曲したトランスクリプションです。この作品はリストの最も有名な曲というだけでなく「エリーゼのために」や「別れの曲」のように世界中で最も愛されている曲のひとつでもあります。とにかく美しい旋律が特徴です。

〔名演〕
上でも申しましたがこの曲は最も愛されている曲なので録音も多いです。個人的にはアラウ(Decca)の録音を一番よく聴きます。ふくよかな音色で包み込んでくれるような優しさのある演奏です。他には愛を高らかに情熱的に歌い上げるシフラ(EMI)も名演だと思います。録音の状態に起因するものだと思いますが、こちらはちょっと音がこもっているように聴こえます。濃厚でロマンティックに香り立つボレット(Decca)も素敵です。


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ミッチ at 00:07│Comments(2)TrackBack(0)楽曲紹介 



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この記事へのコメント

1. Posted by Yoshimi   October 27, 2016 08:33
こんにちは。
「愛の夢」はアラウ最晩年の録音ですね。
ゆったりしたテンポで、あまり均等に揃っていない左手のアルペジオが流麗すぎなくて、かえって良かったりします。
(やたらに激して弾く人が多い気がする)中間部も、堂々としてスケール感があっていいですね。大きな包容力と温もりを感じます。

2年後に録音した「月の光」もゆったりしたテンポで、独特の不思議な幻想性のある演奏ですね。
この時期のアラウの録音は聴きづらい演奏が多いのですが、この2曲は技巧的な衰えを感じさせない深い味わいのある演奏だと思います。
2. Posted by ミッチ   October 28, 2016 01:11
こんばんは!コメントありがとうございます!

アラウの愛の夢は無駄に力が入ってなくて、落ち着いて聴けるんですよね。晩年になって独特の境地に至ったのか、唯一無二の音楽に仕上がっていると思います。おっしゃる通り味わいがあります。

アラウのベルガマスクもまた素晴らしいですね。夜空の星がゆっくり降り注いでくるような幻想的な演奏だと思います。ものすごく心を揺り動かされます。

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