クラウディオ・アラウ

March 13, 2012

CLAUDIO ARRAU: The Early Years: The Complete Pre-War Recordings

クラウディオ・アラウ

The Early Years: The Complete Pre-War Recordings 

arrau marston

Disc.1 
1. ワルツ 第4番 Op.34/3 (ショパン)<1921/Vocalion> 
2. 楽興の時 第3番 Op.94/3 (シューベルト)<1921/Vocalion>
3. パガニーニ大練習曲 第2番 オクターヴ S.141/2 <1928/Polydor>
4. パガニーニ大練習曲 第5番 狩 S.141/5 <1928/Polydor>
5. パガニーニ大練習曲 第1番 トレモロ S.141/1 <1928/Polydor>
6. パガニーニ大練習曲 第6番 主題と変奏 S.141/6 <1928/Polydor> 
7. 泉のほとりで S.160/4 <1928/Polydor> 
8. イスラメイ (バラキレフ)<1928/Polydor>
9. ラ・レジェレッツァ S.144/2 <1928/Polydor>
10. ロシアの踊り (ペトルーシュカからの3楽章より)(ストラヴィンスキー)<1928/Polydor>
11. エレジー 第5番 夜のワルツ (ブゾーニ)<1928/Polydor>
12. ソナチネ 第6番 カルメン幻想曲 (ブゾーニ)<1927-1929/HMV>
13. ワルツ 第4番 Op.34/3 (ショパン)<1927-1929/HMV>
14. 聞け、聞け、ひばりを! S.558/9 (シューベルト=リスト)<1927-1929/HMV>
15. 練習曲 Op.10/9 (ショパン)<1927-1929/HMV> 
16. 練習曲 Op.10/4 (ショパン)<1927-1929/HMV> 
17. 憂鬱なワルツ S.214/2 <1927-1929/HMV> 
18. 練習曲 Op.25/2 (ショパン)<1927-1929/HMV> 
19. 練習曲 Op.10/4 (ショパン)<1927-1929/HMV>
20. 前奏曲 Op.28/23 (ショパン)<1927-1929/HMV>
21. 練習曲 Op.25/1 (ショパン)<1927-1929/HMV>
22. 練習曲 Op.10/3 (ショパン)<1927-1929/HMV>

Disc.2
1. エステ荘の噴水 S.163/4 <1928/Odeon>
2. スペイン狂詩曲 S.254 <1933/Telefunken>
3. タランテラ Op.43 (ショパン)<1938-1939/Parlophone>
4. 練習曲 Op.10/8 (ショパン)<1938-1939/Parlophone>
5.-25. 謝肉祭 Op.9 (シューマン)<1938-1939/Parlophone>
26. スティリー風タランテラ (舞曲) (ドビュッシー)<1938-1939/Parlophone>
27. 雨の庭 (版画 第3番)(ドビュッシー)<1938-1939/Parlophone> 
28. バラード 第3番 Op.47 (ショパン)<1938-1939/Parlophone>
29. スケルツォ 第3番 Op.39 (ショパン)<1938-1939/Parlophone>

Marston 52023-2 

〔メモ〕
モシェレスやヘンゼルトの流れを汲むヴァルデマール・リュッチュクやレシェティツキの弟子パウル・シュラムに師事し、その後フランツ・リストの高弟マルティン・クラウゼの弟子となったクラウディオ・アラウです。戦前の録音を集めたものです。同じくチリ出身の偉大なピアニストでクラウゼの弟子であったロジータ・レナルドがアラウをクラウゼに紹介したとのこと。フランツ・リストがそうしたのと同様、クラウゼがアラウから授業料を取ることはありませんでした。そして他に大きな影響を受けたものとして、ブゾーニやテレサ・カレーニョなど19世紀からの流れを汲む巨人たちの演奏を挙げています。
マルティン・クラウゼやエトヴィン・フィッシャーだけでなく、アルフレッド・コルトーやアルトゥール・ルービンシュタインもこの「チリの神童」に驚嘆していました。ここでの演奏は正にほとばしる才気といった感じです。神に愛されたピアニストと言えるでしょう。

フランツ・リスト→マルティン・クラウゼ→クラウディオ・アラウ 

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December 22, 2010

ARRAU HERITAGE: LISZT

クラウディオ・アラウ

ARRAU HERITAGE: LISZT

arrau heritage

Disc.1
1.-4. ピアノソナタ S.178
5.-8. ピアノ協奏曲 第1番 S.124*
9.-12. ピアノ協奏曲 第2番 S.125*

Disc.2
1.-12. 超絶技巧練習曲 S.139 (全12曲)

Disc.3
1. 忘れられたワルツ 第1番 S.215/1
  6つのポーランド歌曲 S.480 (ショパン=リスト)
2. 乙女の願い
3. 春
4. 指環
5. バッカナール
6. 愛しい人
7. 家路
8. 葬送曲 S.173/7
9.-11. 孤独の中の神の祝福 S.173/3
12. バラード 第2番 S.171

Disc.4
1. 愛の夢 第3番 S.541/3
2. リゴレット・パラフレーズ S.434 (ヴェルディ=リスト)
3. エルナーニ・パラフレーズ S.432 (ヴェルディ=リスト)
4. トロヴァトーレのミゼレーレ S.433 (ヴェルディ=リスト)
5. イェルサレムのサルヴェ・マリア S.431ii (ヴェルディ=リスト)
6. 《アイーダ》 神前の踊りと二重唱 S.436 (ヴェルディ=リスト)
7. ドン・カルロの祝典の合唱と葬送行進曲 S.435 (ヴェルディ=リスト)
8. ボッカネグラの回想 S.438 (ヴェルディ=リスト)
9. メフィストワルツ 第1番 S.514  

Disc.5
  2つの演奏会用練習曲 S.145
1. 森のざわめき
2. 小人の踊り
  3つの演奏会用練習曲 S.144
3. 悲しみ
4. レジェレッツァ
5. ため息 〔アウグステ・レンネバウムのためのカデンツァ付き〕
6.-9. ピアノソナタ S.178

Disc.6
1. エステ荘の噴水 S.163/4
2. オーベルマンの谷 S.160/6
3. ダンテを読んで ソナタ風幻想曲 S.161/7
4. ペトラルカのソネット 第104番 S.161/5
5. ペトラルカのソネット 第123番 S.161/6
6. ウィリアム・テルの聖堂 S.160/1

*サー・コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団

Philips 473 775-2
Recorded: 1969-1989

〔メモ〕
人気も評価も非常に高い、フィリップスに残されたアラウのリスト録音全集。リスト研究家である野本由紀夫氏に「抒情性や和声感の繊細さなどに比重が移っている」「熱い思いと構成感がみごとに融合した推奨盤」と言わしめたアラウの演奏です。
特筆すべきはその表現の多彩さでしょうか。丸みを帯びそして深々とした音色により、特殊な音響空間に包まれているような感覚をおぼえます。優しい表情に満ちた包容力のある演奏であり、さらに技巧性も優れています。
全体的に素晴らしいのですが、個人的にはエステ荘の噴水、孤独の中の神の祝福、超絶技巧練習曲のいくつか、ため息、愛の夢3番などなどはベスト録音と言ってもよく、言わせてもらえるならば別次元の圧倒的な名演です。広大で深遠なその音楽に呑み込まれます。
このボックスセットは僕にとって一生の宝物です。

なおロ短調ソナタは1970年(Disc.1)のものと、1985年(Disc.5)の録音が2回収録されています。後者はスイスのラ・ショー・ド・フォンでのベートーヴェンのソナタ32番Op.111と同じレコーディングセッションで録音されたものだそうです。そして解説のトム・ディーコンによるとアラウはベートーヴェンとリストの両ソナタを同等の高みにある傑作と考えていたそうです。

フランツ・リスト→マルティン・クラウゼ→クラウディオ・アラウ 

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