ゴンザレス

January 05, 2011

Etudes de virtuosité

ウラディーミル・オフチニコフ
ジャンヌ=マリー・ダルレ
ホセ・アベル・ゴンザレス
ジョルジュ・シフラ
シルヴィア・ケルセンバウム

Etudes de virtuosité

ovchinikov

Disc.1
1.-12. 超絶技巧練習曲 S.139 (全12曲)

ウラディーミル・オフチニコフ

Disc.2
1.-6. パガニーニによる大練習曲 S.141 (全6曲)"
  3つの演奏会用練習曲 S.144
7. 第3番 ため息 "
8. 第2番 ラ・レジェレッツァ "
9. 第1番 悲しみ*
  2つの演奏会用練習曲 S.145
10. 森のざわめき #
11. 小人の踊り #
12. へクサメロン変奏曲 S.392 $
  (ベルリーニ=タールベルク、リスト、ピクシス、エルツ、チェルニー、ショパン)

"ジャンヌ=マリー・ダルレ
*ホセ・アベル・ゴンザレス
#ジョルジュ・シフラ
$シルヴィア・ケルセンバウム

EMI 7243 5 72783 2 4
Recorded: 1988/1970-1977/1998

〔メモ〕
“オフチニコフは…音はどちらかといえば他のソ連のピアニストたちよりもむしろ痩せて硬く、ふくよかさや濃やかさに欠けるきらいがあった”

“筆者はオフチニコフを二度聴いている。~中略~正直言って両方とも同じようなものだった。オフチニコフはすこぶるうまいのだけれども、「新しい問題が見えてくる」、「演奏活動に重点をおいていきたい」など、ツマンナイ!”

上記の言葉は中村紘子、佐藤泰一の両氏によるオフチニコフの実演を聴いた感想です。両氏ともに「うまいけど…」という論調は共通ですが、あまりにも容赦ない斬りっぷり。ここまで容赦がないと擁護したくなるのが人情というものです。
まず音色ですが硬いというのはその通りだと思います。音色のパレットは多くないですがそれを「単調さ」とみなすのではなく、「彼の生真面目さ」とみることはできないでしょうか?
そして特筆すべきは彼の指さばきです。こんなところにも鍛錬を怠らない彼の生真面目さが表れています。そして音楽もスケールの大きさはないですが、良く言えばタイトにしっかりまとまってるということが言えます。
「うまいけど…」じゃなくて、「うまい!」それでいいじゃないか。

なおピアニストガイドの著者吉澤ヴィルヘルム氏は次のようにこの録音を称賛しています。「オフチニコフによる超絶技巧練習曲は、アラウに次いで同曲のなかでも指折りの名演の1つであり、音は硬いが、機関銃を撃ちまくるような快感がある」

他の奏者についてはまた別の機会に触れたいと思います。

フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ゲンリヒ・ネイガウス→アレクセイ・ナセトキン→ヴラディーミル・オフチニコフ 
フランツ・リスト→マルギット・ヴァルガシュ→ジャンヌ・マリー・ダルレ 
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→エルンスト・ドホナーニ→ジョルジュ・シフラ
フランツ・リスト→カール・タウジヒ→ベニアミーノ・チェージ→ヴィンチェンツォ・スカラムッツァ→シルビア・ケルセンバウム


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ミッチ at 20:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)