スケルツォとマーチ
October 04, 2010
Legendary Performances Vol.3
ウラディミール・ホロヴィッツ
ピアノの悪魔
リストに例えて、ホロヴィッツは「ピアノの魔術師」と呼ばれることがありますが、彼の演奏を聴いていると、もはや魔術師どころではないです。個人的には「ピアノの悪魔」という表現がふさわしいと思ってます。そしてその「悪魔」を最も感じる演奏は「死の舞踏(サン・サーンス=リスト=ホロヴィッツ)」です。僕はこの演奏がある限り悪魔の存在を信じます。原曲がサン・サーンスであることと、ホロヴィッツの編曲が加わっていることにより、リストの影が薄くなっていますが、そんなことはもうどうでもいいです。悪魔のミサ、狂乱の宴をピアノで描ききったホロヴィッツ、彼の精神状態は常人には理解できないのでしょう。こんなに変態的な演奏は他にありません。
他に注目すべき演奏として、スケルツォとマーチの録音がありますが、こちらもまた狂気に溢れた演奏です。その演奏はあたかもピアノが悲鳴を上げているようです。魔人ホロヴィッツの面目躍如と言えるでしょう。
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ピアノの悪魔
リストに例えて、ホロヴィッツは「ピアノの魔術師」と呼ばれることがありますが、彼の演奏を聴いていると、もはや魔術師どころではないです。個人的には「ピアノの悪魔」という表現がふさわしいと思ってます。そしてその「悪魔」を最も感じる演奏は「死の舞踏(サン・サーンス=リスト=ホロヴィッツ)」です。僕はこの演奏がある限り悪魔の存在を信じます。原曲がサン・サーンスであることと、ホロヴィッツの編曲が加わっていることにより、リストの影が薄くなっていますが、そんなことはもうどうでもいいです。悪魔のミサ、狂乱の宴をピアノで描ききったホロヴィッツ、彼の精神状態は常人には理解できないのでしょう。こんなに変態的な演奏は他にありません。
他に注目すべき演奏として、スケルツォとマーチの録音がありますが、こちらもまた狂気に溢れた演奏です。その演奏はあたかもピアノが悲鳴を上げているようです。魔人ホロヴィッツの面目躍如と言えるでしょう。
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