ダルレ

November 29, 2011

Jeanne-Marie Darré : The Early Recordings

ジャンヌ=マリー・ダルレ 

The Early Recordings 

darre early recordings

Disc.1 
1. 練習曲 Op.10/1 (ショパン) 
2. 練習曲 Op.10/2 (ショパン)
3. 練習曲 Op.10/4 (ショパン)
4. 練習曲 黒鍵 Op.10/5 (ショパン)
5. 練習曲 エオリアン・ハープ Op.25/1 (ショパン) 
6. 練習曲 Op.25/6 (ショパン) 
7. 練習曲 Op.25/8 (ショパン)
8. 練習曲 蝶々 Op.25/9 (ショパン)
9. 3つのエコセーズ Op.72/3-5 (ショパン)
10. タランテラ Op.43 (ショパン)
11. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22 (ショパン)*
12. 練習曲 "第5協奏曲によるトッカータ" Op.111/6 (サン=サーンス)
13.-15. ピアノ協奏曲 第2番 Op.22 (サン=サーンス)"
16. 宝のワルツ (《ジプシー男爵》より)(シュトラウスII世=ドホナーニ) 

Disc.2 
1. 前奏曲 (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 より)(バッハ=ピック-マンジャガッリ)
2. 無窮動 (ピアノソナタ 第1番 より第4楽章)(ウェーバー=ガンツ)
3. ロマンス 第2番 Op.28/2 (シューマン) 
4. 前奏曲 Op.104a/3 (メンデルスゾーン)
5. 無言歌 甘い思い出 Op.19/1 (メンデルスゾーン) 
6. 無言歌 Op.53/4 (メンデルスゾーン)
7. 無言歌 春の歌 Op.62/6 (メンデルスゾーン)
8. 無言歌 紡ぎ歌 Op.67/4 (メンデルスゾーン)
9. パガニーニ超絶技巧練習曲 第5番 狩り S.140/5
10. パガニーニ超絶技巧練習曲 第3番 ラ・カンパネラ S.140/3 
11. パガニーニ大練習曲 第3番 ラ・カンパネラ S.141/3
12. 超絶技巧練習曲 第5番 鬼火 S.139/5
13. 超絶技巧練習曲 第11番 夕べの調べ S.139/11
14. ポロネーズ 第2番 〔コーダ:ブゾーニ〕 S.223/2
15. 愛の夢 第3番 S.541/3
16. 重音のカプリース (I.フィリップ)
17. 前奏曲 Op.3/2 (ラフマニノフ)
18. 前奏曲 Op.23/5 (ラフマニノフ) 
19. トッカータ (ヤーライ-ヤネチェク) 

*アンドレ・クリュイタンス指揮/パリ音楽院管弦楽団
"ポール・パレー指揮/コンセール・コロンヌ

VAI AUDIO VAIA/IPA 1065-2
Recorded: 1922-1947 

〔メモ〕
名教授であったマルグリット・ロンとイシドール・フィリップの弟子であるダルレのディスクのご紹介です(プロデューサーはグレゴール・ベンコ、復刻技師はウォード・マーストン)。またご本人の証言では「ショパンやリストに近しい人物と交流を持てて幸運でした。ブダペストではリストの弟子であったイシュトヴァーン・トマーンと親交を結びました。彼はドホナーニやバルトークの師でもあります。彼はピアノ演奏のニュアンスについて私に助言をくれました。そして同じくリストの弟子であったマルギット・ヴァルガシュにも師事しました。彼女は私にextrêmement précieuses(とても貴重)なことをたくさん教えてくれました。そしてリストの近しい友人であったアポニ伯爵とも知り合いになり、彼はリストのことをいろいろお話してくれました。」とのことです。というわけでダルレはリスト直系のピアニストと言ってもいいでしょう。また彼女はブゾーニの演奏を聴く機会が多くあり「特にリスト作品の演奏が素晴らしかった」と言っています。

さて突然ですが「ラ・カンパネラの女性ピアニスト」と言えば誰を思い浮かべますか?おそらく多くの方が「フジコ・ヘミング」と答えると思います。しかしカンパネラの女性ピアニストとしてはダルレも負けてはいません。彼女は少なくともカンパネラを5回録音しています。そしてここに収録されているものは通常のカンパネラと、難曲として知られるカンパネラの初期稿である「パガニーニによる超絶技巧練習曲 第3番」です。同様に第5番も初期稿の方を演奏しています。演奏は...このエレガンス!このテクニック!

収録曲から言ってもピアノ好きにはたまらないディスクです。

フランツ・リスト→イシュトヴァーン・トマーン→ジャンヌ=マリー・ダルレ
フランツ・リスト→マルギット・ヴァルガシュ→ジャンヌ=マリー・ダルレ
フランツ・リスト→テオドール・リテール→イシドール・フィリップ→ジャンヌ=マリー・ダルレ 


記事一覧(サイトマップ)

ミッチ at 16:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 05, 2011

Etudes de virtuosité

ウラディーミル・オフチニコフ
ジャンヌ=マリー・ダルレ
ホセ・アベル・ゴンザレス
ジョルジュ・シフラ
シルヴィア・ケルセンバウム

Etudes de virtuosité

ovchinikov

Disc.1
1.-12. 超絶技巧練習曲 S.139 (全12曲)

ウラディーミル・オフチニコフ

Disc.2
1.-6. パガニーニによる大練習曲 S.141 (全6曲)"
  3つの演奏会用練習曲 S.144
7. 第3番 ため息 "
8. 第2番 ラ・レジェレッツァ "
9. 第1番 悲しみ*
  2つの演奏会用練習曲 S.145
10. 森のざわめき #
11. 小人の踊り #
12. へクサメロン変奏曲 S.392 $
  (ベルリーニ=タールベルク、リスト、ピクシス、エルツ、チェルニー、ショパン)

"ジャンヌ=マリー・ダルレ
*ホセ・アベル・ゴンザレス
#ジョルジュ・シフラ
$シルヴィア・ケルセンバウム

EMI 7243 5 72783 2 4
Recorded: 1988/1970-1977/1998

〔メモ〕
“オフチニコフは…音はどちらかといえば他のソ連のピアニストたちよりもむしろ痩せて硬く、ふくよかさや濃やかさに欠けるきらいがあった”

“筆者はオフチニコフを二度聴いている。~中略~正直言って両方とも同じようなものだった。オフチニコフはすこぶるうまいのだけれども、「新しい問題が見えてくる」、「演奏活動に重点をおいていきたい」など、ツマンナイ!”

上記の言葉は中村紘子、佐藤泰一の両氏によるオフチニコフの実演を聴いた感想です。両氏ともに「うまいけど…」という論調は共通ですが、あまりにも容赦ない斬りっぷり。ここまで容赦がないと擁護したくなるのが人情というものです。
まず音色ですが硬いというのはその通りだと思います。音色のパレットは多くないですがそれを「単調さ」とみなすのではなく、「彼の生真面目さ」とみることはできないでしょうか?
そして特筆すべきは彼の指さばきです。こんなところにも鍛錬を怠らない彼の生真面目さが表れています。そして音楽もスケールの大きさはないですが、良く言えばタイトにしっかりまとまってるということが言えます。
「うまいけど…」じゃなくて、「うまい!」それでいいじゃないか。

なおピアニストガイドの著者吉澤ヴィルヘルム氏は次のようにこの録音を称賛しています。「オフチニコフによる超絶技巧練習曲は、アラウに次いで同曲のなかでも指折りの名演の1つであり、音は硬いが、機関銃を撃ちまくるような快感がある」

他の奏者についてはまた別の機会に触れたいと思います。

フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ゲンリヒ・ネイガウス→アレクセイ・ナセトキン→ヴラディーミル・オフチニコフ 
フランツ・リスト→マルギット・ヴァルガシュ→ジャンヌ・マリー・ダルレ 
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→エルンスト・ドホナーニ→ジョルジュ・シフラ
フランツ・リスト→カール・タウジヒ→ベニアミーノ・チェージ→ヴィンチェンツォ・スカラムッツァ→シルビア・ケルセンバウム


記事一覧(サイトマップ)



ミッチ at 20:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)