ツィメルマン

September 17, 2012

Great Pianists of The 20th Century Vol.100

20世紀の偉大なるピアニストたち 100 

クリスティアン・ツィマーマン 

great zimerman

Disc.1 
1. スケルツォ Op.4 (ブラームス)<81>
2.-5. ピアノ協奏曲 第2番 Op.83 (ブラームス)<84>* 

Disc.2 
1. バラード 第4番 Op.52 (ショパン)<87>
2. 幻想曲 Op.49 (ショパン)<87> 
3. 葬送曲 S.173/7 (リスト)<90> 
4. 死の舞踏 S.126ii (リスト)<87>"
  前奏曲集 第1巻 (ドビュッシー)<91>
5. 第1番 デルフィの舞姫たち
6. 第5番 アナカプリの丘
7. 第10番 沈める寺
8. 第11番 パックの踊り
9. 第12番 ミンストレル
  前奏曲集 第2巻 (ドビュッシー)<91>
10. 第9番 ピックウィック卿を讃えて
11. 第5番 花火 

*レナード・バーンスタイン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
"小澤征爾指揮/ボストン交響楽団

音源: DG 
Philips 456 997-2 

〔メモ〕
幼少期は父に、その後アンジェイ・ヤシンスキに師事したツィマーマンです。またショパンコンクール優勝後はルービンシュタインにパリへ招かれ、その地で指導を受けます。彼はショパンコンクール優勝後、(偏った意味での)ショパンのスペシャリストにならないよう注意してきたそうなのですが、彼のショパンは素晴らしいので、個人的にはもっとたくさん取り上げてもらいたいです。
彼の演奏は「上質」です。彼の特徴のひとつは上質で美しい音色だと思いますが、レコーディングの際には音色だけでなく、録音環境の音響にまでこだわっています。音が美しいだけでなく、音楽そのものも上質であり、密度が濃く内容が充実した演奏をします。技巧も非常に上質で高度ですが、彼の技巧が話題に挙がることはあまりありません。それはおそらく彼の音楽が総合的に素晴らしく、「技巧が高度であること」を殊更取り立てる必要がないからではないでしょうか。現代の最も偉大なピアニストのひとりです。

ちなみに完璧主義者の彼は自身の若い頃の録音に満足せず、それら初期の録音の再発売を差し止めています。ご本人のお気持ちもわかりますが、ブラームスのピアノソロ録音群(ソナタなど)やショパンのワルツ集を再発してもらいたいです。

フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→アルトゥール・ルービンシュタイン→クリスティアン・ツィマーマン 


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July 05, 2011

Liszt: Sonate h-moll /Krystian Zimerman

クリスティアン・ツィマーマン

Liszt: Sonate h-moll

zimerman

1. ピアノソナタ S.178
2. 灰色の雲 S.199
3. 夜 S.516a
4. 悲しみのゴンドラⅡ S.200/2
5. 葬送曲 S.173/7

Deutsche Grammophon 431 780-2
Recorded: 1990

〔メモ〕
ツィマーマンは現代のピアニストを代表する存在と言ってもいいのではないでしょうか。彼はいつも完成度の高い演奏をします。そんな彼が出したリストアルバムがこちらですが、ピアノソナタが特に素晴らしい!磨きぬかれた音、そして音楽の密度。どのように聴いても欠陥らしい欠陥がありません。「芸術に点数をつけるとはなにごとか!」とお叱りを頂きそうですが、仮に点数を付けるならば加点法で採点しても減点法で採点しても高得点を取れそうなそんな出来栄えです。完成度が高く最も整った演奏の一つと言えるでしょう。
悲しみのゴンドラにしても、このピアニストの最良の特質が光っています。大理石の質感を思わせる美しい演奏です。全体的に最高のリストアルバムの一つと言っていいようにおもいます。

ちなみに今年リスト生誕200年を記念して発売されたDGの34枚組ボックスにもこの録音は収録されています。

フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→アルトゥール・ルービンシュタイン→クリスティアン・ツィマーマン 


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