ノネンヴェルト

March 29, 2011

liszt piano recital : leif ove andsnes

レイフ・オヴェ・アンスネス

liszt piano recital

andsnes

1. ダンテを読んで - ソナタ風幻想曲 S.161/7
2. 忘れられたワルツ 第4番 S.215/4
3. メフィストワルツ 第4番 S.216b
4. ノネンヴェルトの僧房 - エレジー 〔第4稿〕 S.534iii
5. バラード 第2番 S.171  
6. メフィストワルツ 第2番 S.515
7. アンダンテ・ラクリモーソ S.173/9
8. メフィストワルツ 第1番 S.514

EMI 7243 5 57002 2 3
Recorded: 1999/2000

〔メモ〕 
現代の若手ピアニストを代表する存在はキーシンとアンスネスではないでしょうか。この2人は巨匠への階段を順調に駆け上がっていると思います。当ディスクの演奏は清らかな美しさや深い瞑想性により、アンスネスの求道精神のようなものを感じます。ダンテソナタや第2バラードは見通しのよい美しい名演です。この演奏からこれらの曲がリストの最も美しい傑作に属するということが証明されています。僕はピアニストが自分がどのような曲に適しているかを見極める事も大事な要素だと思っていますが、まさにアンスネスは「自分の曲」を知っているのだと感じます。ワルツのような曲でも素晴らしいコントロールを利かせて弾けるようなリズムを実現しています。全体的に感じたことは技巧性と芸術性の融合ということでしょうか。そしてそれはリスト本人が望んだことでもあります。リストの音楽に全てを語らせ、美しさを引き出しています。

個人的にはノネンヴェルトを選曲するというセンスに脱帽しました。普段はあまり演奏されませんが、この曲は紛れもない傑作です。アンスネスという実力派ピアニストがリスト集でこういう選曲をしてくれたというだけで僕は満足です。彼がリスト集第2弾を録音してくれることを期待しています。

ただメフィストワルツ1番はちょっと真面目すぎる感じがしました。



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ミッチ at 17:44|PermalinkComments(2)TrackBack(0)