マジャールの歌
November 07, 2012
LISZT Intégrale des Rhapsodies Hongroises: Setrak
セトラク
LISZT Intégrale des Rhapsodies Hongroises
Disc.1
1. ハンガリー狂詩曲 第1番 S.244/1
2. ハンガリー狂詩曲 第2番 〔カデンツァ:ダルベール〕 S.244/2
3. ハンガリー狂詩曲 第3番 S.244/3
4. ハンガリー狂詩曲 第4番 S.244/4
5. 悲劇的な英雄の詩 S.242/12
6. ハンガリー狂詩曲 第5番 S.244/5
7. ハンガリー狂詩曲 第6番 S.244/6
8. ハンガリー狂詩曲 第7番 S.244/7
9. ハンガリー狂詩曲 第8番 カプリッチオ S.244/8
Disc.2
1. ハンガリー狂詩曲 第9番 ペシュトの謝肉祭 S.244/9
2. ハンガリー狂詩曲 第10番 S.244/10
3. ハンガリー狂詩曲 第11番 S.244/11
4. ハンガリー狂詩曲 第12番 S.244/12
5. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13
6. ハンガリー狂詩曲 第14番 S.244/14
7. ハンガリー狂詩曲 第15番 ラーコーツィ行進曲 S.244/15
8. ハンガリー狂詩曲 第16番 S.244/16
9. ハンガリー狂詩曲 第17番 S.244/17
Disc.3
1. ハンガリー狂詩曲 第18番 S.244/18
2. ハンガリー狂詩曲 第19番 S.244/19
3. スペイン狂詩曲 S.254
4. ルーマニア狂詩曲 S.242/20
5. マジャールの歌 第1番 S.242/1
6. マジャールの歌 第2番 S.242/2
7. マジャールの歌 第3番 S.242/3
8. マジャールの歌 第6番 〔カデンツァ付〕 S.242/6
9. マジャールの歌 第8番 S.242/8
10. マジャールの歌 第9番 S.242/9
11. マジャールの歌 第10番 S.242/10
LE CHANT DU MONDE LDC 278.801/3
Recorded: 1986
〔メモ〕
トルコ出身で、パリ音楽院にてコルトー、ロン、ルフェビュールにピアノを師事したセトラクです。ハンガリー狂詩曲の全集はたくさんありますが、ここまで徹底して関連作品まで含めた全集は珍しいです(ハワードやヨハンセンの全集もありますが)。まず19のハンガリー狂詩曲の最終稿があり、そしてそれらとともに出版される機会の多いスペイン狂詩曲があります。マジャールの歌は抜粋で収録されてますが、例えばここに収録されていない4番、5番、11番はハンガリー狂詩曲6番と最終的になる曲なので省略されています。それからマジャール狂詩曲の第12番である悲劇的な英雄の詩(トラック〔5〕)とマジャール狂詩曲第20番の通称「ルーマニア狂詩曲」も収録されています。
僕はハンガリー狂詩曲の演奏に関しては激しさやアクの強さのあるものが好きですが、彼の演奏は微熱的であり、激しさはありません。良く言えば真面目な演奏です。ハンガリー狂詩曲では若干の物足りなさを感じますが、一方スペイン狂詩曲やルーマニア狂詩曲では彼のピアニズムが良い形で作用していて満足度が高いです。
なおハンガリー狂詩曲19番は一部ブゾーニ版を使用して演奏しています。
ちなみにブックレットの解説は高名なリスト研究家セルジュ・グートによるものです。
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LISZT Intégrale des Rhapsodies Hongroises
Disc.1
1. ハンガリー狂詩曲 第1番 S.244/1
2. ハンガリー狂詩曲 第2番 〔カデンツァ:ダルベール〕 S.244/2
3. ハンガリー狂詩曲 第3番 S.244/3
4. ハンガリー狂詩曲 第4番 S.244/4
5. 悲劇的な英雄の詩 S.242/12
6. ハンガリー狂詩曲 第5番 S.244/5
7. ハンガリー狂詩曲 第6番 S.244/6
8. ハンガリー狂詩曲 第7番 S.244/7
9. ハンガリー狂詩曲 第8番 カプリッチオ S.244/8
Disc.2
1. ハンガリー狂詩曲 第9番 ペシュトの謝肉祭 S.244/9
2. ハンガリー狂詩曲 第10番 S.244/10
3. ハンガリー狂詩曲 第11番 S.244/11
4. ハンガリー狂詩曲 第12番 S.244/12
5. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13
6. ハンガリー狂詩曲 第14番 S.244/14
7. ハンガリー狂詩曲 第15番 ラーコーツィ行進曲 S.244/15
8. ハンガリー狂詩曲 第16番 S.244/16
9. ハンガリー狂詩曲 第17番 S.244/17
Disc.3
1. ハンガリー狂詩曲 第18番 S.244/18
2. ハンガリー狂詩曲 第19番 S.244/19
3. スペイン狂詩曲 S.254
4. ルーマニア狂詩曲 S.242/20
5. マジャールの歌 第1番 S.242/1
6. マジャールの歌 第2番 S.242/2
7. マジャールの歌 第3番 S.242/3
8. マジャールの歌 第6番 〔カデンツァ付〕 S.242/6
9. マジャールの歌 第8番 S.242/8
10. マジャールの歌 第9番 S.242/9
11. マジャールの歌 第10番 S.242/10
LE CHANT DU MONDE LDC 278.801/3
Recorded: 1986
〔メモ〕
トルコ出身で、パリ音楽院にてコルトー、ロン、ルフェビュールにピアノを師事したセトラクです。ハンガリー狂詩曲の全集はたくさんありますが、ここまで徹底して関連作品まで含めた全集は珍しいです(ハワードやヨハンセンの全集もありますが)。まず19のハンガリー狂詩曲の最終稿があり、そしてそれらとともに出版される機会の多いスペイン狂詩曲があります。マジャールの歌は抜粋で収録されてますが、例えばここに収録されていない4番、5番、11番はハンガリー狂詩曲6番と最終的になる曲なので省略されています。それからマジャール狂詩曲の第12番である悲劇的な英雄の詩(トラック〔5〕)とマジャール狂詩曲第20番の通称「ルーマニア狂詩曲」も収録されています。
僕はハンガリー狂詩曲の演奏に関しては激しさやアクの強さのあるものが好きですが、彼の演奏は微熱的であり、激しさはありません。良く言えば真面目な演奏です。ハンガリー狂詩曲では若干の物足りなさを感じますが、一方スペイン狂詩曲やルーマニア狂詩曲では彼のピアニズムが良い形で作用していて満足度が高いです。
なおハンガリー狂詩曲19番は一部ブゾーニ版を使用して演奏しています。
ちなみにブックレットの解説は高名なリスト研究家セルジュ・グートによるものです。
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September 09, 2011
レスリー・ハワード: リスト ピアノ作品全集 Disc.32
Leslie Howard
The Complete Liszt Piano Music
マジャールの歌 ・ マジャール狂詩曲 2
Disc.32
マジャールの歌とマジャール狂詩曲 S.242
1. マジャール狂詩曲 第16番
2. マジャール狂詩曲 第17番
3. マジャール狂詩曲 第18番
4. マジャール狂詩曲 第19番
5. マジャール狂詩曲 第20番 - ルーマニア狂詩曲
6. マジャール狂詩曲 第21番
7. マジャール狂詩曲 第22番 - ペシュトの謝肉祭
Hyperion CDA66851/2
Recorded: 1993
〔メモ〕
Disc.31のつづき。 〔1〕~〔7〕リストがハンガリーで聴いた音楽を素材とした作品。これらの素材がハンガリーの民謡なのか、ジプシーの音楽なのかの出所をリストはあまり気にしていなかった。「ハンガリー狂詩曲」(Disc.33, Disc.34)の前身とも言える曲集。 〔1〕「ハンガリー狂詩曲 第10番」の前身。 〔2〕「ハンガリー狂詩曲 第13番」の前身。 〔3〕「ハンガリー狂詩曲 第12番」の前身。ロシア全集版にて1973年に初出版される。 〔4〕「ハンガリー狂詩曲 第8番」の前身。ロシア全集版にて1973年に初出版される。 〔5〕通称「ルーマニア狂詩曲」。「ハンガリー狂詩曲 第6番」や「ハンガリー狂詩曲 第12番」の素材が現れる。ブゾーニが「ハンガリー狂詩曲 第20番」という名で編修したため、多くの研究者がこの曲が後の曲集「ハンガリー狂詩曲」の第20番だと勘違いし混乱がおこる。1936年にオクタヴィアン・デューが「ルーマニア狂詩曲」というタイトルで出版。要するに「マジャール狂詩曲 第20番」=「ハンガリー狂詩曲 第20番 ブゾーニ版」=「ルーマニア狂詩曲」。 〔6〕「ハンガリー狂詩曲 第14番」やピアノと管弦楽の「ハンガリー幻想曲」の前身。ロシア全集版にて1973年に初出版される。 〔7〕基本的には「ハンガリー狂詩曲 第9番」の前身。コーダ部は「ハンガリー狂詩曲 第14番」のコーダとして転用される。ピアノトリオ稿あり。
※マジャール狂詩曲という呼称について
マジャールというのはハンガリーと同義です。だから例えばマジャール人とはハンガリー人のことですし、マジャール語はハンガリー語のことです。「じゃあマジャール狂詩曲ってハンガリー狂詩曲じゃないの?」と疑問に思うと思うのですが、まったくその通りです。じゃあなぜ「マジャール狂詩曲」という呼称を使うかというと、後の曲集「ハンガリー狂詩曲」との混同を避けるためです。原題(ハンガリー語)は「Magyar Rapsodiak」ですがこれをそのまま素直に訳すと「ハンガリー狂詩曲」になってしまいます。リストの伝記を執筆された福田弥氏がその著書で混同を避けるため便宜上この「マジャール狂詩曲」という呼称を使用してました。僕もその意見に賛成です。
ちなみに欧米圏(ヨーロッパ言語圏)でもこれら混同をさけるため初期稿の方はハンガリー語「Magyar Rapsodiak」で呼ぶことが多いそうです。
Disc.31へ
Disc.33へ
HMV : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
タワレコ : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
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The Complete Liszt Piano Music
マジャールの歌 ・ マジャール狂詩曲 2
Disc.32
マジャールの歌とマジャール狂詩曲 S.242
1. マジャール狂詩曲 第16番
2. マジャール狂詩曲 第17番
3. マジャール狂詩曲 第18番
4. マジャール狂詩曲 第19番
5. マジャール狂詩曲 第20番 - ルーマニア狂詩曲
6. マジャール狂詩曲 第21番
7. マジャール狂詩曲 第22番 - ペシュトの謝肉祭
Hyperion CDA66851/2
Recorded: 1993
〔メモ〕
Disc.31のつづき。 〔1〕~〔7〕リストがハンガリーで聴いた音楽を素材とした作品。これらの素材がハンガリーの民謡なのか、ジプシーの音楽なのかの出所をリストはあまり気にしていなかった。「ハンガリー狂詩曲」(Disc.33, Disc.34)の前身とも言える曲集。 〔1〕「ハンガリー狂詩曲 第10番」の前身。 〔2〕「ハンガリー狂詩曲 第13番」の前身。 〔3〕「ハンガリー狂詩曲 第12番」の前身。ロシア全集版にて1973年に初出版される。 〔4〕「ハンガリー狂詩曲 第8番」の前身。ロシア全集版にて1973年に初出版される。 〔5〕通称「ルーマニア狂詩曲」。「ハンガリー狂詩曲 第6番」や「ハンガリー狂詩曲 第12番」の素材が現れる。ブゾーニが「ハンガリー狂詩曲 第20番」という名で編修したため、多くの研究者がこの曲が後の曲集「ハンガリー狂詩曲」の第20番だと勘違いし混乱がおこる。1936年にオクタヴィアン・デューが「ルーマニア狂詩曲」というタイトルで出版。要するに「マジャール狂詩曲 第20番」=「ハンガリー狂詩曲 第20番 ブゾーニ版」=「ルーマニア狂詩曲」。 〔6〕「ハンガリー狂詩曲 第14番」やピアノと管弦楽の「ハンガリー幻想曲」の前身。ロシア全集版にて1973年に初出版される。 〔7〕基本的には「ハンガリー狂詩曲 第9番」の前身。コーダ部は「ハンガリー狂詩曲 第14番」のコーダとして転用される。ピアノトリオ稿あり。
※マジャール狂詩曲という呼称について
マジャールというのはハンガリーと同義です。だから例えばマジャール人とはハンガリー人のことですし、マジャール語はハンガリー語のことです。「じゃあマジャール狂詩曲ってハンガリー狂詩曲じゃないの?」と疑問に思うと思うのですが、まったくその通りです。じゃあなぜ「マジャール狂詩曲」という呼称を使うかというと、後の曲集「ハンガリー狂詩曲」との混同を避けるためです。原題(ハンガリー語)は「Magyar Rapsodiak」ですがこれをそのまま素直に訳すと「ハンガリー狂詩曲」になってしまいます。リストの伝記を執筆された福田弥氏がその著書で混同を避けるため便宜上この「マジャール狂詩曲」という呼称を使用してました。僕もその意見に賛成です。
ちなみに欧米圏(ヨーロッパ言語圏)でもこれら混同をさけるため初期稿の方はハンガリー語「Magyar Rapsodiak」で呼ぶことが多いそうです。
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HMV : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
タワレコ : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
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September 02, 2011
レスリー・ハワード: リスト ピアノ作品全集 Disc.31
Leslie Howard
The Complete Liszt Piano Music
マジャールの歌 ・ マジャール狂詩曲 1
Disc.31
マジャールの歌とマジャール狂詩曲 S.242
マジャールの歌 - ハンガリーの民俗旋律
1. マジャールの歌 第1番
2. マジャールの歌 第2番
3. マジャールの歌 第3番
4. マジャールの歌 第4番
5. マジャールの歌 第5番
6. マジャールの歌 第6番
7. マジャールの歌 第7番
8. マジャールの歌 第8番
9. マジャールの歌 第9番
10. マジャールの歌 第10番
11. マジャールの歌 第11番
マジャール狂詩曲集
12. マジャール狂詩曲 第12番 - 悲劇的な英雄の詩
13. マジャール狂詩曲 第13番 - ラーコーツィ行進曲
14. マジャール狂詩曲 第14番
15. マジャール狂詩曲 第15番
Hyperion CDA6851/2
Recorded: 1993
〔メモ〕
〔1〕~〔15〕リストがハンガリーで聴いた音楽を素材とした作品。これらの素材がハンガリーの民謡なのか、ジプシーの音楽なのかの出所をリストはあまり気にしていなかった。「ハンガリー狂詩曲」(Disc.33, Disc.34)の前身とも言える曲集。第1番~第11番までは先に出版され、そして第12番以降が出版される際にタイトルが変わってしまっている。続きはDisc.32へ。 〔4〕「ハンガリーの民俗旋律 第2番」(Disc.30)と同一の曲。最終的に「ハンガリー狂詩曲 第6番」の素材として転用される。 〔5〕後に改訂され「ハンガリーの民俗旋律 第1番」(Disc.30)となる。最終的に「ハンガリー狂詩曲 第6番」の素材として転用される。 〔7〕「ハンガリー狂詩曲 第4番」の前身。 〔10〕前半部は後にピアノと管弦楽の「ハンガリー幻想曲」へ転用される。 〔11〕前半部の主題は「ハンガリー狂詩曲 第3番」で使用される。後半部は後に改訂され「ハンガリーの民俗旋律 第3番」(Disc.30)となり、最終的に「ハンガリー狂詩曲 第6番」の素材として転用される。 〔12〕「ハンガリー狂詩曲 第5番」の前身。 〔13〕「ハンガリー狂詩曲 第15番」の前身。 〔14〕「ハンガリー狂詩曲 第11番」の前身。 〔15〕「ハンガリー狂詩曲 第7番」の前身。
※マジャール狂詩曲という呼称について
マジャールというのはハンガリーと同義です。だから例えばマジャール人とはハンガリー人のことですし、マジャール語はハンガリー語のことです。「じゃあマジャール狂詩曲ってハンガリー狂詩曲じゃないの?」と疑問に思うと思うのですが、まったくその通りです。じゃあなぜ「マジャール狂詩曲」という呼称を使うかというと、後の曲集「ハンガリー狂詩曲」との混同を避けるためです。原題(ハンガリー語)は「Magyar Rapsodiak」ですがこれをそのまま素直に訳すと「ハンガリー狂詩曲」になってしまいます。リストの伝記を執筆された福田弥氏がその著書で混同を避けるため便宜上この「マジャール狂詩曲」という呼称を使用してました。僕もその意見に賛成です。
ちなみに欧米圏(ヨーロッパ言語圏)でもこれら混同をさけるため初期稿の方はハンガリー語「Magyar Rapsodiak」で呼ぶことが多いそうです。
Disc.30へ
Disc.32へ
HMV : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
タワレコ : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
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The Complete Liszt Piano Music
マジャールの歌 ・ マジャール狂詩曲 1
Disc.31
マジャールの歌とマジャール狂詩曲 S.242
マジャールの歌 - ハンガリーの民俗旋律
1. マジャールの歌 第1番
2. マジャールの歌 第2番
3. マジャールの歌 第3番
4. マジャールの歌 第4番
5. マジャールの歌 第5番
6. マジャールの歌 第6番
7. マジャールの歌 第7番
8. マジャールの歌 第8番
9. マジャールの歌 第9番
10. マジャールの歌 第10番
11. マジャールの歌 第11番
マジャール狂詩曲集
12. マジャール狂詩曲 第12番 - 悲劇的な英雄の詩
13. マジャール狂詩曲 第13番 - ラーコーツィ行進曲
14. マジャール狂詩曲 第14番
15. マジャール狂詩曲 第15番
Hyperion CDA6851/2
Recorded: 1993
〔メモ〕
〔1〕~〔15〕リストがハンガリーで聴いた音楽を素材とした作品。これらの素材がハンガリーの民謡なのか、ジプシーの音楽なのかの出所をリストはあまり気にしていなかった。「ハンガリー狂詩曲」(Disc.33, Disc.34)の前身とも言える曲集。第1番~第11番までは先に出版され、そして第12番以降が出版される際にタイトルが変わってしまっている。続きはDisc.32へ。 〔4〕「ハンガリーの民俗旋律 第2番」(Disc.30)と同一の曲。最終的に「ハンガリー狂詩曲 第6番」の素材として転用される。 〔5〕後に改訂され「ハンガリーの民俗旋律 第1番」(Disc.30)となる。最終的に「ハンガリー狂詩曲 第6番」の素材として転用される。 〔7〕「ハンガリー狂詩曲 第4番」の前身。 〔10〕前半部は後にピアノと管弦楽の「ハンガリー幻想曲」へ転用される。 〔11〕前半部の主題は「ハンガリー狂詩曲 第3番」で使用される。後半部は後に改訂され「ハンガリーの民俗旋律 第3番」(Disc.30)となり、最終的に「ハンガリー狂詩曲 第6番」の素材として転用される。 〔12〕「ハンガリー狂詩曲 第5番」の前身。 〔13〕「ハンガリー狂詩曲 第15番」の前身。 〔14〕「ハンガリー狂詩曲 第11番」の前身。 〔15〕「ハンガリー狂詩曲 第7番」の前身。
※マジャール狂詩曲という呼称について
マジャールというのはハンガリーと同義です。だから例えばマジャール人とはハンガリー人のことですし、マジャール語はハンガリー語のことです。「じゃあマジャール狂詩曲ってハンガリー狂詩曲じゃないの?」と疑問に思うと思うのですが、まったくその通りです。じゃあなぜ「マジャール狂詩曲」という呼称を使うかというと、後の曲集「ハンガリー狂詩曲」との混同を避けるためです。原題(ハンガリー語)は「Magyar Rapsodiak」ですがこれをそのまま素直に訳すと「ハンガリー狂詩曲」になってしまいます。リストの伝記を執筆された福田弥氏がその著書で混同を避けるため便宜上この「マジャール狂詩曲」という呼称を使用してました。僕もその意見に賛成です。
ちなみに欧米圏(ヨーロッパ言語圏)でもこれら混同をさけるため初期稿の方はハンガリー語「Magyar Rapsodiak」で呼ぶことが多いそうです。
Disc.30へ
Disc.32へ
HMV : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
タワレコ : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
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