ワッツ
August 20, 2012
Great Pianists of The 20th Century Vol.96
20世紀の偉大なるピアニストたち 96
アンドレ・ワッツ
Disc.1
1.-3. ピアノ協奏曲 第1番 S.124 (リスト)<63>*
4. ラ・カンパネラ S.141/3 (リスト)<70>
5. 超絶技巧練習曲 第10番 S.139/10 (リスト)<68>
6. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13 (リスト)<68>
7. 死の舞踏 S.126ii (リスト)<74>"
8. さすらい人幻想曲 D.760 (シューベルト)<73>
Disc.2
ソングブック (作曲家自身によるピアノトランスクリプション)(ガーシュウィン)<72>
1. 第1番 スワニー
2. 第8番 サムバディ・ラヴズ・ミー
3. 第17番 フー・ケアーズ
4. 第4番 天国への階段
5. 第7番 私の彼氏
6. 第2番 ノーバディ・バット・ユー
7. 第3番 プリーズ・ドゥー・イット・アゲイン
8. 第14番 ス・ワンダフル
9. 第6番 オー・レディ・ビー・グッド
10. 第10番 スィート・アンド・ロウ・ダウン
11. 第9番 確かな感じ
12. 第16番 ライザ
13. 第18番 アイ・ガット・リズム
14. 創作主題による32の変奏曲 WoO80 (ベートーヴェン)<73>
15. 練習曲 Op.10/1 (ショパン)<73>
16. 練習曲 Op.25/7 (ショパン)<73>
17. 練習曲 Op.25/12 (ショパン)<73>
18.-23. 組曲 《子供の領分》 (全曲)(ドビュッシー)<80>
24.-46. コレルリの主題による変奏曲 Op.42 (ラフマニノフ)<68>
*レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
"エーリヒ・ラインスドルフ指揮/ロンドン交響楽団
音源: Sony Music Entertainment
Philips 456 985-2
〔メモ〕
母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツ、ジェニア・ロビナー(リスト/レシェティツキー系)、ドリス・ボーデン、クレメント・ペトリロ(リスト/ブゾーニ系)、レオン・フライシャー(レシェティツキー系)らにピアノを学んだワッツです。母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツはハンガリー人だったのですが、練習嫌いだったワッツ少年に対し、母国の英雄であるフランツ・リストは熱心に練習していたという話をして、アンドレ・ワッツからやる気を引き出していました。ワッツがリストに深い理解を示しているのも、彼の母による影響が大きいのではないでしょうか。指揮者レナード・バーンスタインが彼の演奏を聴き、「若者のためのコンサート」でソリストとして抜擢しリストの協奏曲第1番を共演し、大きな話題となり世界から脚光を浴びます。しかし時にレパートリーの狭さを批判されることもありました。
彼の演奏はしなやかでバネの効いた運動性能を誇る華麗なるスタイルです。ここに収録されているものは比較的若い頃のものが多いですが、その若さ故の青春のほとばしりのような側面があります。またその一方で獲物に襲い掛かる豹をイメージさせるようなアグレッシブさもあります。
一番の注目はやはり脚光を浴びるきっかけとなったバーンスタインとの共演によるリストの協奏曲でしょうか。攻撃的な死の舞踏も刺激的で素晴らしいです。
フランツ・リスト→アレクサンダー・ランバート→ジェニア・ロビナー→アンドレ・ワッツ
フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ヴィルヘルム・ケンプ→ヨーゼフ・シュヴァルツ→クレメント・ペトリロ→アンドレ・ワッツ
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アンドレ・ワッツ
Disc.1
1.-3. ピアノ協奏曲 第1番 S.124 (リスト)<63>*
4. ラ・カンパネラ S.141/3 (リスト)<70>
5. 超絶技巧練習曲 第10番 S.139/10 (リスト)<68>
6. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13 (リスト)<68>
7. 死の舞踏 S.126ii (リスト)<74>"
8. さすらい人幻想曲 D.760 (シューベルト)<73>
Disc.2
ソングブック (作曲家自身によるピアノトランスクリプション)(ガーシュウィン)<72>
1. 第1番 スワニー
2. 第8番 サムバディ・ラヴズ・ミー
3. 第17番 フー・ケアーズ
4. 第4番 天国への階段
5. 第7番 私の彼氏
6. 第2番 ノーバディ・バット・ユー
7. 第3番 プリーズ・ドゥー・イット・アゲイン
8. 第14番 ス・ワンダフル
9. 第6番 オー・レディ・ビー・グッド
10. 第10番 スィート・アンド・ロウ・ダウン
11. 第9番 確かな感じ
12. 第16番 ライザ
13. 第18番 アイ・ガット・リズム
14. 創作主題による32の変奏曲 WoO80 (ベートーヴェン)<73>
15. 練習曲 Op.10/1 (ショパン)<73>
16. 練習曲 Op.25/7 (ショパン)<73>
17. 練習曲 Op.25/12 (ショパン)<73>
18.-23. 組曲 《子供の領分》 (全曲)(ドビュッシー)<80>
24.-46. コレルリの主題による変奏曲 Op.42 (ラフマニノフ)<68>
*レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
"エーリヒ・ラインスドルフ指揮/ロンドン交響楽団
音源: Sony Music Entertainment
Philips 456 985-2
〔メモ〕
母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツ、ジェニア・ロビナー(リスト/レシェティツキー系)、ドリス・ボーデン、クレメント・ペトリロ(リスト/ブゾーニ系)、レオン・フライシャー(レシェティツキー系)らにピアノを学んだワッツです。母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツはハンガリー人だったのですが、練習嫌いだったワッツ少年に対し、母国の英雄であるフランツ・リストは熱心に練習していたという話をして、アンドレ・ワッツからやる気を引き出していました。ワッツがリストに深い理解を示しているのも、彼の母による影響が大きいのではないでしょうか。指揮者レナード・バーンスタインが彼の演奏を聴き、「若者のためのコンサート」でソリストとして抜擢しリストの協奏曲第1番を共演し、大きな話題となり世界から脚光を浴びます。しかし時にレパートリーの狭さを批判されることもありました。
彼の演奏はしなやかでバネの効いた運動性能を誇る華麗なるスタイルです。ここに収録されているものは比較的若い頃のものが多いですが、その若さ故の青春のほとばしりのような側面があります。またその一方で獲物に襲い掛かる豹をイメージさせるようなアグレッシブさもあります。
一番の注目はやはり脚光を浴びるきっかけとなったバーンスタインとの共演によるリストの協奏曲でしょうか。攻撃的な死の舞踏も刺激的で素晴らしいです。
フランツ・リスト→アレクサンダー・ランバート→ジェニア・ロビナー→アンドレ・ワッツ
フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ヴィルヘルム・ケンプ→ヨーゼフ・シュヴァルツ→クレメント・ペトリロ→アンドレ・ワッツ
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August 09, 2011
LISZT Piano Works | André Watts
アンドレ・ワッツ
LISZT Piano Works
Disc.1
1.-6. パガニーニ大練習曲 S.141 (全曲)
7. ヴァレンシュタットの湖で S.160/2
8. 物思いに沈む人 S.161/2
9. エステ荘の噴水 S.163/4
10. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13
Disc.2
1. ピアノソナタ S.178
2. ため息 S.144/3
3. 忘れられたワルツ 第1番 S.215/1
4. 灰色の雲 S.199
5. 調性のないバガテル S.216a
6. 眠れぬ夜、問いと答え S.203
7. 夢の中で S.207
8. 超絶技巧練習曲 第10番 S.139/10
EMI 7243 5 74846 2 6
Recorded: 1985
〔メモ〕
レオン・フライシャーの弟子であるアンドレ・ワッツです。ワッツはフランツ・リストの作品と関連付けられることが多いです。まずアンドレ少年にピアノの手ほどきをしたのは母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツですが、その時のアンドレ少年は練習が嫌いでした。母マリアはハンガリー人なのでリストの偉大さを深く理解していました。そして練習嫌いのアンドレに対しフランツ・リストにまつわる昔話をして彼のやる気を引き出していたそうです。彼がリスト作品を多く取り上げるのは、おそらく母の影響が大きいのではないかと思います。
この録音集で最も称賛されるべきはやはりパガニーニ練習曲の王道的解釈ではないでしょうか。ここでは技術的余裕と精神的余裕が感じられます。テレビ番組でガゼルなどの動物が大平原を走っている姿が映されるのを見ると、その筋肉の動きに魅了されます。ワッツの演奏を聴いているとそのしなやかで伸びやかな運動性能を誇る筋肉を想起します。このパガニーニ練習曲はスタンダード録音と言ってもいいでしょう。
ちなみにワッツは「P-N夫人の回転木馬」をよく演奏会で取り上げますが、それも収録して欲しかった。。
フランツ・リスト→アレクサンダー・ランバート→ジェニア・ロビナー→アンドレ・ワッツ
フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ヴィルヘルム・ケンプ→ヨーゼフ・シュヴァルツ→クレメント・ペトリロ→アンドレ・ワッツ
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LISZT Piano Works
Disc.1
1.-6. パガニーニ大練習曲 S.141 (全曲)
7. ヴァレンシュタットの湖で S.160/2
8. 物思いに沈む人 S.161/2
9. エステ荘の噴水 S.163/4
10. ハンガリー狂詩曲 第13番 S.244/13
Disc.2
1. ピアノソナタ S.178
2. ため息 S.144/3
3. 忘れられたワルツ 第1番 S.215/1
4. 灰色の雲 S.199
5. 調性のないバガテル S.216a
6. 眠れぬ夜、問いと答え S.203
7. 夢の中で S.207
8. 超絶技巧練習曲 第10番 S.139/10
EMI 7243 5 74846 2 6
Recorded: 1985
〔メモ〕
レオン・フライシャーの弟子であるアンドレ・ワッツです。ワッツはフランツ・リストの作品と関連付けられることが多いです。まずアンドレ少年にピアノの手ほどきをしたのは母マリア・アレクサンドラ・ガスミッツですが、その時のアンドレ少年は練習が嫌いでした。母マリアはハンガリー人なのでリストの偉大さを深く理解していました。そして練習嫌いのアンドレに対しフランツ・リストにまつわる昔話をして彼のやる気を引き出していたそうです。彼がリスト作品を多く取り上げるのは、おそらく母の影響が大きいのではないかと思います。
この録音集で最も称賛されるべきはやはりパガニーニ練習曲の王道的解釈ではないでしょうか。ここでは技術的余裕と精神的余裕が感じられます。テレビ番組でガゼルなどの動物が大平原を走っている姿が映されるのを見ると、その筋肉の動きに魅了されます。ワッツの演奏を聴いているとそのしなやかで伸びやかな運動性能を誇る筋肉を想起します。このパガニーニ練習曲はスタンダード録音と言ってもいいでしょう。
ちなみにワッツは「P-N夫人の回転木馬」をよく演奏会で取り上げますが、それも収録して欲しかった。。
フランツ・リスト→アレクサンダー・ランバート→ジェニア・ロビナー→アンドレ・ワッツ
フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ヴィルヘルム・ケンプ→ヨーゼフ・シュヴァルツ→クレメント・ペトリロ→アンドレ・ワッツ
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