Anda
December 08, 2010
Géza Anda
ゲザ・アンダ
Géza Anda
1.-8. ピアノソナタ S.178
9. メフィストワルツ 第1番 S.514
10. ため息 S.144/3
11. ラ・カンパネラ (パガニーニ=リスト)〔ブゾーニ編〕
12.-14. ソナチネ Sz55 (バルトーク)
18. コッぺリア・ワルツ (ドリーブ=ドホナーニ)
Testament SBT 1067
Recorded: 1954
〔メモ〕
ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーでドホナーニに2年間師事した経歴を持つアンダのリスト集です。1953年から始まった英コロンビアへの一連の録音を、アンダ夫人の協力のもとテスタメントレーベルが復刻した8枚のCDの内のひとつになります。
「アンダは詩的なピアニストというだけでなく、ロマンティックヴィルトゥオーゾでもあった」と言われてますが、技巧派ピアニストであったことは間違いないでしょう。しかしここでのアンダの演奏は感情に任せて技巧を爆発させるような演奏とは対極にあり、内省的で洗練されたスタイルを確立しています。はじけるような技巧性と、それでいてやりすぎない洗練性のギリギリでのせめぎ合いがここでのアンダの演奏の魅力と言えるでしょう。
彼の残された録音はどれも素晴らしいものなので、癌による彼の早すぎる死が悔やまれます。
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→エルンスト・ドホナーニ→ゲザ・アンダ
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Géza Anda
1.-8. ピアノソナタ S.178
9. メフィストワルツ 第1番 S.514
10. ため息 S.144/3
11. ラ・カンパネラ (パガニーニ=リスト)〔ブゾーニ編〕
12.-14. ソナチネ Sz55 (バルトーク)
18. コッぺリア・ワルツ (ドリーブ=ドホナーニ)
Testament SBT 1067
Recorded: 1954
〔メモ〕
ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーでドホナーニに2年間師事した経歴を持つアンダのリスト集です。1953年から始まった英コロンビアへの一連の録音を、アンダ夫人の協力のもとテスタメントレーベルが復刻した8枚のCDの内のひとつになります。
「アンダは詩的なピアニストというだけでなく、ロマンティックヴィルトゥオーゾでもあった」と言われてますが、技巧派ピアニストであったことは間違いないでしょう。しかしここでのアンダの演奏は感情に任せて技巧を爆発させるような演奏とは対極にあり、内省的で洗練されたスタイルを確立しています。はじけるような技巧性と、それでいてやりすぎない洗練性のギリギリでのせめぎ合いがここでのアンダの演奏の魅力と言えるでしょう。
彼の残された録音はどれも素晴らしいものなので、癌による彼の早すぎる死が悔やまれます。
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→エルンスト・ドホナーニ→ゲザ・アンダ
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September 07, 2010
Great Pianists of The 20th Century Vol.1
20世紀の偉大なるピアニストたち 1
ゲザ・アンダ
Disc.1
1.-3. ピアノ協奏曲 第1番 Sz.83 (バルトーク)<60>#
4.-6. ピアノ協奏曲 第2番 Sz.95 (バルトーク)<59>#
7.-9. ピアノ協奏曲 第3番 Sz.119 (バルトーク)<59>#
Disc.2
1.-3. ピアノ協奏曲 第21番 K.467 (モーツァルト)<61>*
4. ワルツ第1番 華麗なる大円舞曲 Op.18 (ショパン)<75>
5. ワルツ第2番 華麗なる円舞曲 Op.34/1 (ショパン)<75>
6. ワルツ第3番 華麗なる円舞曲 Op.34/2 (ショパン)<75>
7. ワルツ第4番 華麗なる円舞曲 Op.34/3 (ショパン)<75>
8. ワルツ第5番 Op.42 (ショパン)<75>
9. ワルツ第6番 子犬 Op.64/1 (ショパン)<75>
10. ワルツ第7番 Op.64/2 (ショパン)<75>
11. ワルツ第8番 Op.64/3 (ショパン)<75>
12. ワルツ第9番 別れ Op.69/1 (ショパン)<75>
13. ワルツ第10番 Op.69/2 (ショパン)<75>
14. ワルツ第11番 Op.70/1 (ショパン)<75>
15. ワルツ第12番 Op.70/2 (ショパン)<75>
16. ワルツ第13番 Op.70/3 (ショパン)<75>
#フェレンツ・フリッチャイ指揮/ベルリン放送交響楽団
*ゲザ・アンダ指揮/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
音源: Deutsche Grammophon, BMG
Philips 456 772-2
〔メモ〕
ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーにて、フランツ・リスト直系ピアニストであるエルンスト・フォン・ドホナーニに師事したゲザ・アンダです。彼は名指揮者フルトヴェングラーに「ピアノのトルバドール(吟遊詩人)」と評されました。それは気品ある高潔なピアニズムによるものでしょう。
ここに収録されている演奏もずばり詩情が漂い、そして高貴な演奏です。バルトークの協奏曲は時に無機質な演奏をされることがあります。アンダの解釈はそれとは違い、有機的なまとまりを感じさせます。ショパンのワルツに関しては、僕はショパンのワルツ集の最も好きな録音を選べと言われればアンダのものを挙げます。このワルツ集は通常演奏されるテンポと比べると異常なほど遅いです。しかしそれでも風変わりどころか「この曲集は本来このように響くものなのではないかな」と思わせられるほど説得力に満ちています。心に染入る演奏です。
フランツ・リスト→イシュトヴァン・トマーン→エルンスト・ドホナーニ→ゲザ・アンダ
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→エルンスト・ドホナーニ→ゲザ・アンダ
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ゲザ・アンダ
Disc.1
1.-3. ピアノ協奏曲 第1番 Sz.83 (バルトーク)<60>#
4.-6. ピアノ協奏曲 第2番 Sz.95 (バルトーク)<59>#
7.-9. ピアノ協奏曲 第3番 Sz.119 (バルトーク)<59>#
Disc.2
1.-3. ピアノ協奏曲 第21番 K.467 (モーツァルト)<61>*
4. ワルツ第1番 華麗なる大円舞曲 Op.18 (ショパン)<75>
5. ワルツ第2番 華麗なる円舞曲 Op.34/1 (ショパン)<75>
6. ワルツ第3番 華麗なる円舞曲 Op.34/2 (ショパン)<75>
7. ワルツ第4番 華麗なる円舞曲 Op.34/3 (ショパン)<75>
8. ワルツ第5番 Op.42 (ショパン)<75>
9. ワルツ第6番 子犬 Op.64/1 (ショパン)<75>
10. ワルツ第7番 Op.64/2 (ショパン)<75>
11. ワルツ第8番 Op.64/3 (ショパン)<75>
12. ワルツ第9番 別れ Op.69/1 (ショパン)<75>
13. ワルツ第10番 Op.69/2 (ショパン)<75>
14. ワルツ第11番 Op.70/1 (ショパン)<75>
15. ワルツ第12番 Op.70/2 (ショパン)<75>
16. ワルツ第13番 Op.70/3 (ショパン)<75>
#フェレンツ・フリッチャイ指揮/ベルリン放送交響楽団
*ゲザ・アンダ指揮/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
音源: Deutsche Grammophon, BMG
Philips 456 772-2
〔メモ〕
ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーにて、フランツ・リスト直系ピアニストであるエルンスト・フォン・ドホナーニに師事したゲザ・アンダです。彼は名指揮者フルトヴェングラーに「ピアノのトルバドール(吟遊詩人)」と評されました。それは気品ある高潔なピアニズムによるものでしょう。
ここに収録されている演奏もずばり詩情が漂い、そして高貴な演奏です。バルトークの協奏曲は時に無機質な演奏をされることがあります。アンダの解釈はそれとは違い、有機的なまとまりを感じさせます。ショパンのワルツに関しては、僕はショパンのワルツ集の最も好きな録音を選べと言われればアンダのものを挙げます。このワルツ集は通常演奏されるテンポと比べると異常なほど遅いです。しかしそれでも風変わりどころか「この曲集は本来このように響くものなのではないかな」と思わせられるほど説得力に満ちています。心に染入る演奏です。
フランツ・リスト→イシュトヴァン・トマーン→エルンスト・ドホナーニ→ゲザ・アンダ
フランツ・リスト→オイゲン・ダルベール→エルンスト・ドホナーニ→ゲザ・アンダ
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