arlecchino

June 28, 2011

The Gregory Ginzburg Legacy Volume 5

グリゴリー・ギンズブルグ

The Gregory Ginzburg Legacy Volume 5

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  巡礼の年 第2年 補遺 ヴェネツィアとナポリ S.162 より
1. ゴンドラ漕ぎの女
2.-3. タランテラ
4. スペイン狂詩曲 〔ブゾーニ編・協奏稿〕*
5. ベートーヴェンの《アテネの廃墟》による幻想曲 S.122"
6. 糸を紡ぐグレートヒェン S.558/8 (シューベルト=リスト)
7. 我が家 S.560/3 (シューベルト=リスト)
8. 魔王 S.558/4 (シューベルト=リスト)
9. ハンガリー狂詩曲 第10番 S.244/10
10. コンソレーション 第5番 S.172/5
11. コンソレーション 第6番 S.172/6

*アロン・シェレシェフスキー指揮/ソヴィエト国立放送交響楽団
"アレクサンドル・ガウク指揮/ソヴィエト国立放送交響楽団

Arlecchino ARL 190
Recorded: 1947-1951

〔メモ〕
アルレッキーノレーベルが出したシリーズ全10巻のうちの第5巻です。このシリーズはメロディアのLPから制作されたものとのこと。コンサートピアニストでありモスクワ音楽院の名教師でもあったギンズブルグのリスト集になります。ちなみに彼は第1回ショパンコンクールの第4位に入賞しています。ロシア国内では卓越したリスト弾きとして知られていました。彼の1922年のプロデビューのプログラムはリストの第1コンチェルトでした。
彼の演奏はやはり洗練されてしなやか、そして力強く華やかでもあります。当CDの解説によると、「ギンズブルグはリストの系譜に属するピアニストであるエゴン・ペトリに比肩しうる存在である」とあります。鮮やかな音楽性という点ではまさにギンズブルグはペトリに勝るとも劣らないピアニストと言えるでしょう。ちなみにギンズブルグはペトリの師であるブゾーニの作品(主に編曲)もよく演奏していました。

(上で「リストの系譜に属するペトリ」という記述がありますが、これは偉大なるリスト弾きの系譜ということなのかな?師弟関係としてはペトリはブゾーニの系譜に属するピアニストです。)

フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル→グリゴリー・ギンズブルグ 

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December 15, 2010

The Gregory Ginzburg Legacy Volume 2

グリゴリー・ギンズブルグ

The Gregory Ginzburg Legacy Volume 2

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1. 死の舞踏 〔ジロティ版〕 S.126ii*
  巡礼の年 第1年 スイス S.160
2. ワレンシュタットの湖で
3. 泉のほとりで
4. オーベルマンの谷
5. 郷愁
6. ジュネーヴの鐘
7. ハンガリー狂詩曲 第17番 S.244/17
8. ハンガリー狂詩曲 第18番 S.244/18
9. ポロネーズ 第1番 S.223/1

*ニコライ・アノーソフ指揮/全ソヴィエト放送交響楽団

Arlecchino ARL 141
Recorded: 1948/1947/1949/1950

〔メモ〕
当盤はアルレッキーノレーベルが出したギンズブルグのシリーズ全10巻のうちの第2巻にあたります。ロシアの偉大なる教師であるゴリデンヴェイゼル門下のギンズブルグは、僕にとってロシア最高のピアニストの一人であるだけでなく、最高のリスト弾きの一人でもあります。彼の残した多くのリスト録音が、現在入手困難なことは残念でなりません。死の舞踏はジロティ版を演奏していますが、ギンズブルグの演奏は素晴らしいのに、オーケストラが若干残念な演奏です。巡礼の年はオーソドックスなスタイルながら、鮮やかな表現力により美しくそれでいて力強い名演です。ジュネーヴの鐘はライヴ録音もありますが、この演奏とそのライヴ録音の2つは僕にとって同曲の特に感動的な演奏です。ハンガリー狂詩曲、ポロネーズにしても奇を衒うことがなく、まさに正統的ピアニズムを体現しています。

フィリップスの「20世紀の偉大なるピアニストたち」のシリーズに、ギンズブルグが数々の名ピアニストに混じり抜擢されていて、貴重なリスト録音もその中に含まれてます。フィリップスよ、ありがとう。

フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル→グリゴリー・ギンズブルグ 

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September 19, 2010

Vladimir Sofronitsky Vol.IV

ヴラディーミル・ソフロニツキー

Vladimir Sofronitsky Vol.IV

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1. ダンテを読んで - ソナタ風幻想曲 S.161/7
2. 葬送曲 S.173/7
3. 忘れられたワルツ 第1番 S.215/1
4. 小人の踊り S.145/2
5. ペトラルカのソネット 第104番 S.161/5
6. メフィストワルツ 第2番 S.515
7. ピアノソナタ S.178

Arlecchino ARL28
recorded: 1950's

〔メモ〕
全20巻に及ぶアルレッキーノレーベルのソフロニツキーのシリーズですが、これはその第4巻に当ります。「ソフロニツキーといえばスクリャービン」「スクリャービンといえばソフロニツキー」というくらいスクリャービンと関連の強い演奏家ですが、スクリャービンは僕の非常に好きな作曲家にもかかわらず、僕は正直言ってソフロニツキーのスクリャービン演奏が特別好きにはなれませんでした(いくつか好きなものもありますが)。僕はソフロニツキーと相性が悪いのかと思いましたが、そうではありませんでした。
ここでの彼の演奏は斬れば血が噴き出すような生々しさがあります。ペトラルカのソネットで一番好きな演奏はリパッティによるものですが、ソフロニツキーとカペルの録音もそれに比べるに値する名演だと思います。この曲は圧倒的音楽センスが要求される、解釈の最も難しい曲ではないでしょうか。そしてダンテソナタ。先ほど申し上げたように尋常ではない生々しさです。ソフロニツキーの同門でマリア・ユージナというピアニストがいますが、彼女の演奏するバッハ変奏曲に匹敵するおどろおどろしさ。この二人はやっぱり幽玄の世界に逝っちゃってるのだ。

ちなみにメフィストワルツは途中で崩壊しそうになり、ループしたりというアクシデントがありますが、ご愛嬌ということで。

フランツ・リスト→カール・タウジヒ→アレクサンドル・ミハウォフスキ→ヴラディーミル・ソフロニツキー 


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