ashkenazy

November 18, 2012

世界の偉大なるピアノ音楽 第80巻

The Great Piano Music of the World 80

セルゲイ・ラフマニノフ 2 

gpm80
※リンク先はアメリカのアマゾン(Amazon.com)です

練習曲 - 音の絵 Op.33 (全曲)(ラフマニノフ)*
練習曲 - 音の絵 Op.39/1 (ラフマニノフ)"
練習曲 - 音の絵 Op.39/2 (ラフマニノフ)"
練習曲 - 音の絵 Op.39/4 (ラフマニノフ)"
練習曲 - 音の絵 Op.39/5 (ラフマニノフ)"
練習曲 - 音の絵 Op.39/6 (ラフマニノフ)"
練習曲 - 音の絵 Op.39/9 (ラフマニノフ)"
練習曲 - 音の絵 Op.39/3 (ラフマニノフ)#
練習曲 - 音の絵 Op.39/7 (ラフマニノフ)#
練習曲 - 音の絵 Op.39/8 (ラフマニノフ)# 

*アレクセイ・ナセトキン 
"エフゲニー・キーシン 
#ヴラディーミル・アシュケナージ 

Melodiya DE 0200

〔メモ〕
ネイガウス派のナセトキンの歌心溢れるしみじみとした演奏だが、しかし急速な曲ではヴィルトゥオーゾピアニストとしての凄まじい演奏も聴かせる。ゴリデンヴェイゼル派の若き日のキーシンの完成度の高さには舌を巻く。イグムノフ派のアシュケナージは後年の録音では暖か味や優しさがあるけど、この録音では冷たい威圧感がある。

フランツ・リスト→ハンス・フォン・ビューロー→カール・H・バルト→ゲンリヒ・ネイガウス→アレクセイ・ナセトキン
フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル→アブラム・シャチケス→アンナ・カントール→エフゲニー・キーシン 
フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→コンスタンティン・イグムノフ→レフ・オボーリン→ヴラディーミル・アシュケナージ 


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November 05, 2010

アシュケナージのゴルチャコフ即興曲

前回ご紹介したアシュケナージのCDですが、アシュケナージのDECCAに残したリスト録音もほぼすべて収録されてました。しかしこの「ほぼ」が僕にとっては問題であって、どうせならあと一曲いれておいて欲しかったです。そしてその一曲とは即興曲(夜想曲) LW-A256 です。ちなみにアシュケナージのCDだけなぜか「ゴルチャコフ即興曲」と表記されていますが、それはこの曲が即興曲(プリンセスゴルチャコフのために)と呼ばれることがあるためです。いままでこの3分程度の小品のためにCDを買うのはどうかと思っていたのでスルーしていたのですが、よく考えてみたらiTunesで一曲だけ買えばいいということに気がつきました(遅いよ)。
美しい曲を美しく仕上げることに関しては、やはりアシュケナージはさすがとしか言いようがないです。これは買ってよかったと大満足です。

話は変わりますが、僕はCDを現物で持っていたいので音楽をダウンロードで買うということにいまだに抵抗があります。ブックレットを読む楽しみもないという問題もあります。こういう考え方は古いのかな?
しかし今回のように一曲だけ買うこともできて便利ですね。


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November 01, 2010

Great Pianists of The 20th Century Vol.7

20世紀の偉大なるピアニストたち 7

ヴラディーミル・アシュケナージ 

great ashke

Disc.1
1. スケルツォ 第4番 Op.54 (ショパン)<67>
2. 夜想曲 第17番 Op.62/1 (ショパン)<65>
3. マズルカ Op.59/2 (ショパン)<72>
4.-6. 3つの新練習曲 Op.posth. (ショパン)<64>
7. 舟歌 Op.60 (ショパン)<67>
8. 超絶技巧練習曲 第1番 前奏曲 S.139/1 (リスト)<70>
9. 超絶技巧練習曲 第2番 S.139/2 (リスト)<70>
10. 超絶技巧練習曲 第3番 風景 S.139/3 (リスト)<70>
11. 超絶技巧練習曲 第5番 鬼火 S.139/5 (リスト)<70>
12. 超絶技巧練習曲 第10番 S.139/10 (リスト)<70>
13. 超絶技巧練習曲 第11番 夕べの調べ S.139/11 (リスト)<70>
14. 超絶技巧練習曲 第8番 荒々しき狩 S.139/8 (リスト)<70>
15. メフィストワルツ 第1番 S.514 (リスト)<70>

Disc.2
1.-3. 夜のガスパール (ラヴェル)<65>
4.-9. フモレスケ Op.20 (シューマン)<72>
10.-32. コレルリの主題による変奏曲 Op.42 (ラフマニノフ)<72>
33. 別れの前のロメオとジュリエット Op.75/10 (プロコフィエフ)<67/68>
34. スケルツォ (ボロディン)<83>

音源: Decca
Philips 456 715-2

〔メモ〕
ギレリスはその謙虚な性格からか(それとも政府当局に言わされていたのか)、祖国には素晴らしい演奏家がたくさんいて、ギレリス本人よりも素晴らしい人がたくさんいると発言していました。そして若手の演奏家について聞かれた時はアシュケナージの名前を挙げたこともあるそうです。
そのアシュケナージ自身はソヴィエト政府に嫌気が差し、後に亡命し、政府を批判するにまで至ります。政府当局との衝突で様々な苦悩や困難があったことでしょう。
そこで興味深いのが彼の演奏です。彼のスタイルは美しく明るく明朗で、さわやかで清涼感があります。彼の演奏からは苦悩というものがまったく感じられません。いや現実で苦悩をしたから、音楽はその逆で苦悩を排したものになるのでしょうか?
彼の明朗さは一人でも多くの人に音楽の素晴らしさを伝えるためのものではないでしょうか。子供に絵本を読んであげるのと同じように、わかりやすく音楽を噛みくだいて聴衆に語りかけているように感じます。彼の人気が非常に高いのも納得です。

個人的な話になりますが、僕がまだクラシックに興味がない頃になぜか彼のショパンのバラード・スケルツォ集が家にありました。僕の家族は誰もクラシック音楽を聴かないのに、いまだになぜそのCDが家にあったか謎です。それを聴き始めることにより僕はピアノ音楽という暗くて深い森に迷い込んでいくのです(笑)

フランツ・リスト→パウル・パブスト→コンスタンティン・イグムノフ→レフ・オボーリン→ヴラディーミル・アシュケナージ
フランツ・リスト→アレクサンドル・ジロティ→コンスタンティン・イグムノフ→レフ・オボーリン→ヴラディーミル・アシュケナージ


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ミッチ at 04:09|PermalinkComments(0)TrackBack(3)

January 17, 2006

アシュケナージ脅迫

冷戦下でソヴィエトの威信をかけた第1回チャイコフスキーコンクールをクライバーンという無名のアメリカ人の取られてしまい、ソヴィエト政府は「次こそは」と躍起になっていたそうです。そこで政府が目を付けたのが、ショパンコンクール2位、エリザベートコンクール優勝のアシュケナージです。しかしアシュケナージは乗り気ではなく、半ば脅迫めいた要請を受けることになります。

“「参加要請を受けぬ限り、君の将来のキャリアを保証しない。国外だけでなく、ソヴィエト国内でも。」と私は正式な通告を受けた。これが当局から脅迫を受けた初めての体験だった。”

後年アシュケナージはさらにこのようにも言ってます。

“ロシアは嘘で満たされた国です。その地で育てられた人間は、「自分が何が好きで、何が嫌いか」すらわからないほどに洗脳されてしまう。”

旧ソヴィエトのこの様な行為は決して許されるべきものではありません。まさに音楽家たちにとって苦難の時代だったことでしょう。しかしその一方で、政府による徹底された音楽家の教育システムにより、優れた演奏家を多数輩出したという事実は皮肉なものです。


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