dante

July 19, 2011

LISZT VISITS VIENNA / Joseph Villa

ジョセフ・ヴィラ

LISZT VISITS VIENNA

villa vienna

1. アデライーデ S.466 (ベートーヴェン=リスト)
2. 《アテネの廃墟》による幻想曲 S.389 (ベートーヴェン=リスト)
3. ウィーンの夜会 第7番 S.427/7 (シューベルト=リスト)
4. 大行進曲 S.426/2 (シューベルト=リスト)

Dante PSG9012
Recorded: 1979?

〔メモ〕
ゴロドニツキやアラウの弟子ジョセフ・ヴィラによるベートーヴェンとシューベルトの編曲集です。ヴィラはシフラにシェーズ・デュー音楽祭へ招聘されたり、ルービンシュタイン、アラウ、ラ・ローチャ、プレヴィンに称賛されたこともあります。このディスクは個人的には最もお気に入りのディスクの中の一枚です。
アメリカのピアニストに不幸な事故がいくつか起こりました。例えば飛行機事故にあったウィリアム・カペルや、手を故障したレオン・フライシャーという例があります。ヴィラの病死(エイズ)もその不幸のひとつでしょう。これらはアメリカピアノ界にとっての大きな損失です。
以前紹介したディスクに収録されているベートーヴェンのソナタや交響曲は非常に素晴らしかった。ここでも特に素晴らしいのはベートーヴェン編曲だと思います。アデライーデと「アテネの廃墟」幻想曲という対比が非常に印象的で、前者の悲しみに満ちた美しさのあとに後者の鮮烈なヴィルトゥオジティがその悲しみを吹き消すかのように演奏されています。「アテネの廃墟」幻想曲の独奏版は録音が少ないので、ヴィラが録音してくれたのは非常に嬉しいです。

フランツ・リスト→マルティン・クラウゼ→クラウディオ・アラウ→ジョセフ・ヴィラ 

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April 13, 2011

Moiseivitch joue Franz Liszt

ベンノ・モイセイヴィチ

Moiseivitch joue Franz Liszt

moiseiwitsch1

1. ハンガリー幻想曲 S.123*
2. ラ・レジェレッツァ S.144/2 〔コーダ:レシェティツキ〕 
3. 愛の夢 第3番 S.541/3
4. ハンガリー狂詩曲 第2番 S.244/2 〔カデンツァ:モイセイヴィチ〕
5. 《タンホイザー》序曲 S.442 (ワーグナー=リスト)
6. 春の夜 S.568 (シューマン=リスト)
7. 《こうもり》による交響的変容 (J.シュトラウスII=ゴドフスキ)
8. パストラーレとカプリッチョ (スカルラッティ=タウジヒ)
9. パストラーレとカプリッチョ (スカルラッティ=タウジヒ)
10. もしも私が鳥ならば Op.2/6 (ヘンゼルト)

*コンスタント・ランバート指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

Dante HPC017
Recorded: 1919-1941

〔メモ〕
19世紀の偉大なピアノ教師であったテオドール・レシェティツキに師事し、ラフマニノフから多大な影響を受けたモイセイヴィチのリスト録音集です。ここでの演奏を聴くかぎり、卓越した技巧という意味では最も優れたピアニストの一人に数えられるでしょう。しかし一言で技巧と言ってもその方向性はいろいろあります。モイセイヴィチは全神経とその持てる技巧の全てを音楽のエレガンスに直結させているような演奏をします。ヨゼフ・レヴィーンと方向性が似ているかもしれません。
春の夜もハンガリー狂詩曲もタンホイザーも、そして他の楽曲も全て素晴らしいですが、最も素晴らしいのはレシェティツキによるコーダが付いたレジェレッツァです。この曲の最高の名演と言っても過言ではないでしょう。「うまい!」と声を上げたくなります。

ハンガリー狂詩曲第2番にエキゾチックなカデンツァが付いていますが、これはモイセイヴィチ本人によるものかと思われます。

タウジヒのスカルラッティ編曲は2テイク収録されています。


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December 28, 2010

HOMMAGE À JOSEPH VILLA

ジョセフ・ヴィラ 

HOMMAGE À JOSEPH VILLA

villa 1

Disc.1
1.-4. ピアノソナタ 第13番 Op.27/1 (ベートーヴェン)
5.-7. ピアノソナタ 第14番 月光 Op.27/2 (ベートーヴェン)
8.-11. 交響曲 第5番 運命 S.464/5 (ベートーヴェン=リスト)
12. コンソレーション 第3番 S.172/3
13. 練習曲 Op.42/5 (スクリャービン)

Disc.2
1. 献呈 S.566 (シューマン=リスト)
2.-14. 交響的練習曲 Op.13 (シューマン)
15. バラード 第2番 S.171
16. 忘れられたワルツ 第2番 S.215/2
17. 愛の賛歌 S.173/10
  超絶技巧練習曲 S.139 より
18. 第11番 夕べの調べ
19. 第8番 荒々しき狩り

Dante HPC 172/173
Recorded: 1989/1987

〔メモ〕
ジュリアードの名教授サッシャ・ゴロドニツキに師事したジョセフ・ヴィラのライブ録音2枚組です。彼はアラウに師事したこともありますが、確かにその演奏に潜む詩情は師匠ゆずりだと思います。技巧性がそのまま魅力へとつながり、技巧性がそのまま詩情へとつながっています。彼はリスト弾きとして知られていたようです。愛の賛歌はその美音が際立っていて、音楽が空間に溶け込んでいくかのように感じます。そして打って変って荒々しき狩りでは稲妻のような激しい表現を発揮しています。最も素晴らしいと思ったのは運命交響曲で、ダイナミズムを駆使し、それでいて微妙なニュアンスを失っていません。僕の日本語表現力なんかでは表現できない神懸かった演奏です。これは何度聴いても鳥肌が立つ。

それからベートーヴェンやシューマンも同様に素晴らしいです。

彼が長い闘病生活の末に夭逝してしまったことは残念です。

フランツ・リスト→マルティン・クラウゼ→クラウディオ・アラウ→ジョセフ・ヴィラ

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